上砂理佳のうぐいす日記

やっと秋らしくなりましたが、まだまだ日中は陽ざしがきついです。寒暖差で風邪をひかないように★

★あきらめない★

2008-03-26 | 07-08 コンペとショー
エキシビションも終わって、現地組の皆様が帰る頃かな。
お疲れ様でございました。本当に…ほんっとうに…!お疲れ様でした。

世界選手権観戦、私、昨年の東京で男子SP+FSだけでも疲れ果てた(笑)。
SPは全部見たんだけど、FSは、悪いけど第一グループとか席外して休憩しに行ったりしてました…(ごめんなさい~^^;)。
あれで全競技見たら死んでしまいそうだ~。ましてや海外では。
でも来年のロサンゼルス・ワールド、見たいなあ。しかしここで資金を使ってしまったら、バンクーバー五輪が…悩むところ。
でもでも、五輪チケットなんて手に入るだろうか…やはりこのロス・ワールドに行っておくべきか。
ちなみにTicket masterから来たメール案内では、ロス・ワールド通し券+公式練習観覧付=235$になっていました。今なら安い…でも、通しで見る体力に自信が。私って、全選手にツッコミ入れながら見てしまうから疲労するんだろか。

イエテボリ・ワールド、女子は真央ちゃん・ゆかりんも素晴しかったけど、美姫ちゃんは本当に可哀相でした。アスリートに対して「可哀相」という言葉を使ってはいけないのかもしれない。でも、オンオン号泣しながら見てました。
お友達から「棄権するみたいなの…」というメールが来て。でも、生中継見てたら、第三グループのウォームアップに参加してる!?あれっ!?
3Fを跳ぶ準備をしてやめて、ジャッジ(レフェリー)の所へ歩み寄る美姫ちゃんを見ていたら、02年スケアメの際、FSで棄権したヤグディンの姿がダブりました。
ヤグも、「仮面の男」の衣装をつけてウォームアップまでしてたのよね。でも腰に手をあてて「駄目だ…」って。
あれほど悲しい光景はありませんでした。胸がつぶれそう。ヤグディンはその後、二度とコンペに戻って来る事はありませんでした。

怪我が多過ぎで体調管理に問題がある、と美姫ちゃんを批判するマスコミもあるけれど、あの姿を見て何も心を動かされないのだろうか。
最後の最後、1分1秒まで「あきらめたくない」と闘うのがアスリート。美姫ちゃんの心の中では、「ここまで頑張って練習してきたものを無駄にしたくない」という気持ちと、「応援してくれてる人達に申し訳ない」という気持ちと、様々なものが渦巻いていたと思う。
その葛藤を思うと泣けて仕方がない。安易に批判など出来ない。
私は、彼女の敢闘精神の素晴しさをもっともっとメディアで伝えて欲しいのに、「勝った者」にしか焦点を合わさない。それをとても、もどかしく思います。
だからここに書きました。美姫ちゃんは勇敢だったわ。
苦しい事を乗り越えて、またあのダイナミックな滑りを見せて欲しい。
応援したいと思っています。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする