上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

世界チャンプの底力?かな

2006-11-05 | 06-07 コンペとショー
スケートカナダ、男子FSの総合結果が出ましたね!とりあえず。
 ★ランビ  1位
 ★大ちゃん 2位
 ★ジョニー 3位
・・・予想通りの3人となりました!男子FSのみの結果はここ。

TVを見てみないと解らないけど、やっぱりランビの底力が勝ったかなあ~。余り内容は良くないような点数だけど、伊達に世界チャンピオンやってないわあ。調子が悪くてもどうにかしちゃう。ただまあ、昨年のPGだから滑りなれてる、というのはあるかな。でもこの大逆転、数年前のサンデュ-の如くです。
ランビ、GP初優勝おめでとう!でもディダクション1は何だったのか…?

大ちゃん、残念でしたが、上出来上出来。私の合格ラインは総合3位でしたから。だから昨日1位取っておいて良かった~。
ディダクション2ってのは流石に痛い。ジャンプはFSに関してはまだ、「調整中」の看板なので仕方ないのかもしれない。PG構成との兼ね合いで、スタミナ配分やら、踏み切りと音楽を合わせるのに手こずるのでは。
それでもPCSのSS(スケート技術)が7.95って…それでいいのだろうか(笑)。私の勘ですが多分、ジャンプ以外の滑りそのものは良かったんではないだろか。
4回転入れて3アクセル入れてあの「オペラ座5部構成」っつうのは、かな~りキツイPGですね。ステップでかなり消耗するし。でも、キャンベルでまっ青になりましたが、このPCSを見ていたらちょっと安堵。
とりあえずジャッッジは
「ダイスケ!全部ジャンプ降りたら、世界一にしちゃるけん!頑張れ!」
…と、メッセージ送ってると思いましたが。それに、SPで印象を良くしておいたのも大きい。これからもっと上がって、PCSはランビと並ぶ位いけるんじゃないだろか。課題の4Tは、しっかり照準は合わせてくるはず。期待してます。
それにしても、ランビと2.5点位の差とは確かに惜しかった。でもこれが勝負。なかなか勝たせてくれないから、チャンピオンなのよね。

ジョニーはFSではソウヤーに抜かれてる…でも転倒はしてなくて、PCSもイイ。ということは、後半でジャンプ抜けたりしたのかしら。ジョニーも「ジャンプさえ入れば世界チャンプは目前」なのだから、余り心配してない。新PGも良い評価、ということではないだろか。ジョニーも大丈夫、大丈夫よ。でも、私が「TVに映れよ!」と応援したショーン君は、見事映りそう。ポンちゃん、もう少し頑張って欲しかったよ。トーマス君は映るか?

「大ちゃんコースター」の真髄が…なんて。いえ、まだまだこれからが(笑)。
それでもやっぱり地力は上がってきたな、と思いました。そこがとても収穫。今晩のBS、楽しみです。大ちゃんとジョニーは、その日の調子で接戦になりますね。この二人の争いっぷりはとても面白い。
スケカナ、ペアも転倒が多かったようですが、男子も女子もちょっと低調なのかな?でも、GPって大抵こういう感じだし(笑)。逆にGPであまりに好調だと後半下がるパターンが多いので、心配になる。大ちゃんは次への課題も解ったし、N杯~全日本~と調子上げてくるよ、と思ってます。勿論、ジョニーも全米4連覇へ向けてスタートだ!
コメント (7)
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とーます君の緑のりぼん

2006-11-05 | 06-07 コンペとショー
…には何の意味が?
早くも今季の「珍衣装大賞」にノミネートです。でも、かあいいから許す(笑)。

カナダは「世界で一番フィギュアスケートが好きな国」だそうですが、お客さんもアメリカ同様、眼がこえてますよね。そして、良い演技をした人には、国籍を問わず大拍手をくれる。昨年の開催地・セントジョーンズは、ちょっと会場に「いつもの温かさ」が無いなあ~と思っていたのですが、今回は違う雰囲気を感じました。楽しい・温かい・スケート大好き…な「いつものカナダのお客さん」って感じ。日本のバナーも見えて嬉しい。あのバナーは○○さんね…と思うと感無量だったりして。

BSは男子の放送は5人…あああ~ソウヤーが無い~女子のロシェットも無い~てれ朝のバカ~~~~~「謎のカナダ人」も健闘してるのに、無い~無い~(この人、やっとISUにバイオ上がってきたけど、コーチがあのスコット・デイビスなんですね。スピン・スペシャリストの鬼瓦顔面な方)
…まいいか。それにしても直前のペアフリーとODも良かった。デュブリュイユ組にウットリ~していたら、来た!テッサ&スコット!(バーテュ&モイヤー組ね)。
素晴しいタンゴ。タンゴは「足(膝から下)」と首の動かし方で感情を表現する、と聞いたことがある…あのアタックの強いこと。まだ17歳+19歳カップルとは思えない。スコット君の顔の表情も素晴しい(時々、口を開けてるとこがイイ)。久々にODで唸りましたよ。なんだか、ベル&アゴがTOPに登っていった時の、若い独特の輝きを感じました。
先輩のフェイエラ&スカリ(伊)を応援してたのですが、女性のフェイエラが転倒。でも、そのミスを除いても、テッサ組の方に私は軍配を上げます。
それにしても、マッシモ・スカリのマツ毛すごいなー(笑)。ジョニーといい勝負なり。
あ、BSのダンス解説はあの宮本賢二さんなのよ。みやけん!男前やわ…なかなか若々しく良い解説っぷりでした。地上波で放映の無いODやペアの方が、J-SKYみたいな(あるいはNHKみたいな)硬めのマトモな番組になってるのは何故?

★男子SPの感想★
CSの放送待ちの方もおられると思うので、詳細は書かず「感想」を。
大ちゃんとジョニーの「いい勝負・ほぼ互角の1位」という印象でした。
ランビは体調が心配。でも、ミスした所以外はいつものように良く踊っていて、やはり「世界チャンピオン!」の力は感じました。彼は強弱のメリハリが一番はっきりしていて、密度も濃く見応えあります。新しい衣装はまだ出来てないんじゃないかな?
いや、ランビはちゃーんと照準合わせてきますよ。明日がもし、イマイチに終わっても、年が明けたら別人にヘンシーンする人ですから。ランビエールって、良~く考えたらGPシリーズで優勝したこと無いんちゃうかな。だったらここで優勝したら、ある意味「快挙」ですね。

ジョニーは、お顔がやたら白く見えるんですが…メイク?肌があれだけ白いとヒゲの濃さが目立つの(笑)。でも、もはや「冬体重」ね。絞ってきてるかな。
キャンベルで見た時より3倍くらいイイSP。細かいところも詰めてきてるし、気合入ってました。何より「ジョニー印」の3アクセル!「加点5」とかあげたい(笑)。3アクセルという大きな武器があるから、クワドは要らないのでは…でも男子TOPともなればやはり跳んで欲しい…いや、そんな話はおいといて。
もう少し、いやもっとPCSが高くてもいいと思うけどなあ。序盤戦なので点が辛目なのかしら。でもこのPGは、「新しいジョニー」ではあるけれど、最大の魅力の「なめらか~な滑り」が前面に押し出されているかと言えば…ちょっと違うかもしれない。でも、今日は良い出来、良い出来でございました。
遠目には「段々、アプトに似てきた!?」と思いました。それだけ美しい、ということだけど(笑)。

大ちゃんがスタートのポーズをとるところ、02年=シニア1年生の頃を思い出しました。髪があんな感じで短めで、衣装もあの年のFSの「青系・王子系」を連想するというか。だから不思議な気持ちでした。あの頃の、私もピュアだった(?)、大ちゃんも青かった(?)そんな気持ちが湧き上がってくる。
勿論、この時期なのでまだ完璧ではないけれど(7割くらいの滑りだと思う)、ジョニーとはまた全然違う空気感です。チャイコフスキーのこの曲のオープニング部分がとても好きなのですが。「雪溶けの水が流れ、早春の花が次々に開く」かのような美しい旋律。
「オペラ座~」や「ロクサーヌ」の、力強い滑りを見てきたせいか、少々頼りなげ~に思えたのですが、なるほどこれが「すけーと・ぴゅあ・らぶ」ね。「ぴゅあ」な「らぶ」ね。そう思うと、ヒラヒラと舞う衣装が風になびくのが、なんとも美しく清らかに見える。
最後のジャンプ、3ルッツをかるーく成功させたら「パアッ」と空気が明るくなりました。ここで「虹」が見えたのかな(笑)。
ストレートラインの後半、グングン加速していくところが特にハイライトで、素晴しかったです。加藤トレーナーは、今年も昨年のスケアメみたいに、「ぱんぱんぱんっ!」と手を叩きまくっていたのでしょうか(笑)。

明日もこのスケート大国カナダで、幸せな滑りであって欲しいな~。あ、ソウヤー頑張れ!TVに映る順位内であってくれ!
コメント (3)
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