サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ネイマールとカバー二

2017-09-20 12:02:18 | 日記
注目を集めているネイマールとカバーニの不仲だが、PSGvリヨンの録画を見ると本当に仲が悪そうである。FKとPKを誰が蹴るかでもめていた。普通のクラブではキッカーは予め監督が決めておく。ピッチで選手同士が取り合うとみっともないからだ。

しかしPSGのエメリ監督は選手同士で決めてほしいとコメントしているが、無能と言われても仕方がない。だいたいネイマールとカバーニのような世界的なスーパースターで気の強い二人が話し合いで決まるわけがない。本田とカカがFKの取り合いをしたのと訳が違う。

FKの取り合いのシーンでダニー・アウベスがボールをカバーニに渡さず、それをネイマールに渡していた。あの時のカバーニはかなり怒っていた。それはそうだろう。いくらネイマールのようなスターでもクラブ加入は今季からで新参者である。カバーニは4シーズン目の年長者。カバーニが怒るのも無理ない。

さてヨーロッパのビッグクラブはもちろんのこと、下位のクラブでも世界中から選手が集まるので言葉が違う。イングランドでは英語を共通語としているし、ブンデスではドイツ語、スペインならスペイン語だろう。フランスのリーグ1ではフランス語だと思う。

しかしPSGのようにやたらとブラジル人とラテンアメリカの選手が多いクラブでは、どうしているのだろうか。ポルトガル語とスペイン語はほとんど同じようなものなので、ネイマールとカバーニはスペイン語で話しているだろう。

スペイン語が話せればフランス語も理解できる。話せなくともヒアリングはできる。これは同じラテンの言葉だからである。以前、フランス語圏のカナダ人とエクアドル人が職場で同僚だったが、エクアドル人のスペイン語をカナダ人は理解していた。話せないけどヒアリングはできると言っていた。

それではドラクスラーはどうしているのだろうか。ドイツ人がフランス語を話せるとは聞いたことがない。以前ドルトムントにいたイタリア人のインモービレはドイツ語が分からずにチーム内で孤立してしまい、退団する一因となった。ということはイタリア語とドイツ語もコミュニケーションできないということになる。

それでは何故ラテン系の言語だけ、共通理解できるのか。地理だけみれば、フランスとスペイン、フランスとドイツも似たようなものだ。実に不思議である。

ショーヤ・ナカジマ

2017-09-19 11:54:12 | 日記
中島翔哉が先発したポルティモネンセvフェイレンセを見たがテレビのコメンテーターが、ショーヤ・ナカジマと必ずフルネームで呼んでいるのが奇妙だった。中島と呼べばいいし、フルネームで呼ぶと時間もかかる。ハポネスのショーヤ・ナカジマが何たらという解説は非常とまどろっこしい。だいたいこの試合に出ている選手の中でハポネスは中島一人だ。

さて移籍してから練習参加して正味2週間くらいだろうが、中島はチームと妙にマッチしている。ドリブルが多いのでボール離れが遅いとか批判も受けるが、中島のようなチビがドリブルでひょいひょい相手を抜いていくのは、見ていてエンターテイメントである。お客も喜ぶ。

ドリブルだけでなく、けっこう強めで自分に来たボールでもワンタッチで簡単にスルーパスを出したりする。あれ、中島ってこんなにうまい選手だったのかと驚いた。攻撃7割、守備3割くらいに見えたが、これが強い相手とあたる場合に守備力が問われる。

ポルティモネンセのFWは昨年鹿島にいたブラジル人のファブリシオだが、鹿島ではほとんど使い物にならなかった選手である。ファブリシオ程度の選手でも先発できるのだから、このチームの選手層はあまり厚くないのかも知れない。

ヘタフェvバルサ

2017-09-17 16:52:28 | 日記
バルサとヘタフェが試合をするということにどうもピンとこなかった。当たり前といえばそうなんだが、柴崎もバルサ相手の試合をするのかあと感心してしまった。

さて前半はヘタフェのプレスがよくお互いにほぼチャンスがなかった。終了間際に柴崎のビューティフルなボレーが決まりヘタフェが先制。あんなゴールは柴崎の選手人生の中で最初で最後かも知れない。今季10ゴールくらいして、もう2-3回印象に残るゴールできたら上位クラブからオファーが来ることでしょう。

さてヘタフェの中での柴崎の動きは正直大したことはない。中盤のルーズボール争いはボランチとSBに任せていて、柴崎はほとんどハイボールに競らない。多分これは監督の戦術なのかも知れない。ハイボールを取れたところでその後ろに控えている柴崎にパスを出し、柴崎が前線に展開する。これまでの試合と比べるとそういうシーンが多かった。

従って柴崎のボールタッチも少なくなる。しかしトップ下にしてはサイドに開き、SBの位置まで下がることもある。ヘタフェはあまりボールを繋がないが、柴崎はいろんなポジションを自由に動き回る遊軍のような動きに見える。

この試合ではヘタフェ自体のシュートは少なかったが、柴崎のシュートはゴールした1回だけ。後半すぐに負傷交代したのは残念だった。交代で出て来たヒメネスはスピードがあり、どちらかと言えば前線にいてボールを受けるタイプだから、ボールを出す柴崎とは動きが違う。そのためにヘタフェの中盤のバランスが崩れたように思える。

バルサの2点目はメッシのフェイントを入れてのスルーパスにパウリーニョが中央突破して、ヘタフェのDFを跳ね飛ばしてのゴール。あれはファールでなければ止められない。ファールしたらPK。ここまで批判が集中していたパウリーニョだが、このゴールはすごかった。

4-1-4-1

2017-09-16 17:06:09 | 日記
復活してきたスペイン代表は4-1-4-1のフォーメーションを流動的に使う。4-1-4-1は4-1-2-3の変形でもあり、試合が始まれば前の5人のポジションは流動するわけだからあえて4-1-4-1と表現するには理由があるのだろう。

ドルトムントを例にとると、DFはCB二人とSB,アンカーにシャヒン。昨季まで不遇だったシャヒンがここまで重用されるとは想像できなかった。インサイドハーフにゲッツエとカストロ。本当は香川にしてほしいのだけど。CFにオーバーメヤン、左右のウイングは試合によって起用される選手が違う。これは選手の動きを見ても完全に4-1-2-3である。

スペイン代表の場合は、CBにセルヒオ・ラモスともう一人。アンカーにブスケッツ、中盤の4枚はイニエスタ、イスコ、ダビデ・シルバ、コケ、トップにモラタとなてくる。すげえメンツである。他にもアセンシオ、デイエゴ・コスタなどもいる。この中盤の4枚は4-1-2-3の3ではなく、やはり4-1-4-1の4というイメージになってくる。あくまでもイメージではある。

日本代表の前の5人を並べるとなれば、CFは大迫、中盤の2枚に香川と井手口、サイドの2枚は右に柴崎。左は乾では外に開いているだけのことが多く、ちょっとイメージが違う。原口では突破力とアイデアが乏しい。この左に誰かすごい選手が出てきてほしい。


これだけ中盤を厚くするとスピードのある選手でカウンターというサッカーには向かない。従ってハリルの戦術では4-1-4-1は無理かも知れない。

CL第1節 トットナムvドルトムント 3-1

2017-09-14 11:04:37 | 日記
ドルトムントは香川とダフードがインサイドハーフで先発。このポジションの序列はゲッツエ、カストロについで香川は3番目なんだろう。それでもCLの第1節に先発させてもらえるのだから、ボス監督はローテーションを重視する。香川は毎試合ベンチということでもなさそうだ。

さて香川のプレーだが、可もなく不可もなしである。ゴールアシストをしたが、あの場面は相手のDFを突破できそうにないからバックパスをしただけ。気の利いたプレーには見えなかった。アシストではなく、自分でDFを突破してシュートまでしてほしい。

ドルトムントはパスはよく回せるのだが、最後のフィニッシュで局面を打開できる選手がいない。まあその役割はオーバーメヤンなんだろうが、3トップの左右のウインガーにももっとスーパーな選手がいないと、CLは勝ち残れない。

ロイスが復帰すればましになるのだろうが、毎年シーズンの半分くらいしかプレーできないガラスのエースにはあまり期待できない。本来ならば香川に左ウイングをさせてほしいのだが。