サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

アンジーへの批判

2017-09-07 11:07:47 | 日記
オーストラリア代表監督のアンジー・ポステコグルーへの批判が続く。まあ茨の道というべきプレーオフに回ったのだから当然である。マーク・ボスニッチのコメントが面白い。プランAが機能しなければプランB,Cを用意すべきだとアンジーに言ったのだが、アンジーはプランAだけで十分だと聞く耳持たなかった。3バックとボールを徹底的につなぐというスタイルで実験しているのだろうが、そんな実験はWC予選でするべきではない。

ボスニッチの意見はまっとうなもので、結果が出なかったのだからアンジーは何を言われても仕方がない。最終予選のキーはアウエーのタイ戦にドローで、最終節のホームでのタイ戦に大勝できなかったことである。アウエーのイラクとのドロー、日本との2試合で勝ち点1しか取れなかったことはまあ想定内だろう。

アウエーのタイ戦で日本は2-0で勝ち点3を取った。仮にオーストラリアがドローではなく勝ち点3だったら、サウジを上回っていた。もちろんタラればだから無意味だが、叩ける時に叩けなければ勝ち残れない。ゴールできる時にゴールできなければ最後に罰を受けるというサッカーの鉄則である。

ブラジルWCの時のオーストラリアは、1次リーグ敗退だったがそれまでのロングボール主体のサッカーからボールを繋ぐサッカーに戦術を変えて斬新だった。ボールを繋ぐのはいいのだが、タイのように空中戦に弱い相手にも同じことをする必要はなかった。理想を追い求めるのはいいが、うまくいかなければプランBでゴールしなければ試合に勝てない。

またサイドを狙われる3バックも批判の的である。別に3バックが悪いのではなく、サイドに蓋をできる守備のいいサイドバックがいないことが問題なのだろう。両サイドがガラガラなのにサイドバックは常に上がりっぱなしでは、狙われて当然である。

プレーオフではシリアには勝てるだろうが、北中米とのプレーオフでは徹底的にサイドを狙われる。日本戦のような試合をしたら間違いなく負けるだろう。