サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

内田の代表辞退

2014-11-03 19:57:44 | 日記
シャルケではそれなりの活躍を見せる内田だが、SBの人材難に困っているアギーレは今月の代表2試合に召集して、あわよくばアジアカップにも呼びたいようだ。

WC後に代表引退を示唆して9月、10月と代表の試合には呼ばれていないが、多分本人の意思によるのでしょう。代表は招集する協会が決めるのであって、選手には拒否できることはできないという意見もあるが、日当はでるだろうがボランテイアのようなもんだ。

ただしこの試合は行くけれども次の試合は疲れているからいやだというのはだめでしょう。そんなことを許していたら統率が取れなくなってしまう。だから一旦代表召集を拒否したら、もう一切呼ばなくてもいいよという覚悟が必要。

内田が代表に行きたくないのは、3回も肉離れをしており昨シーズンは後半を棒に振ったからでしょう。故障の原因が疲労の蓄積であるがために、長距離移動を伴う代表の試合には行きたくない。故障中も自分をケアしてくれたクラブに恩義があり(日本人的な考え方だが)、もう故障したくないという理由だと推察できる。

前節の試合でドラクスラーが太ももを相手の選手に蹴られて怪我をした。さほど強烈な接触プレーには見えなかったが、太ももの肉離れは走っているだけでも起こるので不運である。手術を受けるようで年内の復帰は無理。ブンデスの場合は冬の長期中断があるので2月までに復帰できればいい。

これを見た内田は何を思ったか。とても人事ではないだろう。11月の代表2試合にも、ひいてはアジアカップには内田は出ないと思う。シャルケとしてはうれしいだろう。

ワンダラーズACL制覇、西村さんのPKトラウマ

2014-11-02 09:18:16 | 日記
ACL決勝のセカンドレッグ、アルヒラルvsワンダラーズが今朝あり、アルヒラルが圧倒的にボールを支配して猛攻をしかけたが、0-0のスコアアレスドローで、2試合合計でワンダラーズが1-0で勝ち、ACLを制覇した。

ワンダラーズの勝因はGKコビッチの好セーブにつきるが、何よりも西村主審のアシストによる。アルヒラルの攻撃でこれはどうみてもPKだろうという場面が2回あったが、2回とも西村さんはPKを取らなかった。2回のうち1回でもPKにしていれば、アルヒラルは少なくともタイに持ち込めた。

アルヒラルにしてみれば、西村さんのせいで負けたわけだ。FOXのコメンテーターはWCのブラジルvsクロアチアのフレッジに与えたPKがトラウマになっていて、西村さんはPA内でのPKはもう取りたくないのではないかと皮肉っていた。

後半にはスピラノビッチがアルヒラルの選手からヘッドバットをボールのないところでくらっており、これも西村さんは見逃した。試合終了後、スピラノビッチがこの選手ともめて小競り合いになったり、かなり後味の悪い試合となった。

西村アシストがあったにせよ、ワンダラーズのアジア制覇は変わらないわけで、これで12月のモロッコでのクラブワールドカップに出ることとなった。創設から2年目のクラブなんだからこれはすごいことだ。

ユース年代の育成

2014-11-01 08:16:35 | 日記
シドニーは毎日暑い。夜も寝苦しい。まだ11月に入ったばかりなのに、先が思いやられる。

さてU-15,U-19とユース年代がアジア予選で敗退してそれぞれのWCにできないことをJFAの育成の失敗と非難ごうごうである。またJリーグの非協力姿勢が原因という批判もある。

世界大会に出られるにこしてことはないが、はたしてユースの代表のためにJクラブが犠牲になることは当然なのだろうか。もちろんユース年代が育たなければフル代表に出て来る選手もいなくなる。しかしやはりクラブあっての代表である。

ヨーロッパの強豪はユース代表にはあまり力を入れない。オリンピックに出られなくても大騒ぎにはならない。若手がクラブで活躍できてからそれが代表につながるからだ。

セルジオは以前よりユースの合宿、遠征が少なくなり、それが弱体化の原因と指摘しているが、そうとは思わない。問題は17-19才くらいのタレントが出て来ても、常時試合に出られないことだ。昔のようにサテライトがあれば別だが、その代わりにJ3にBチームとして若手を出すクラブが出て来ているが、このほうがよほどいい。

ユースのアジア予選に負けるたびに大騒ぎになるが、それほどのことだろうか?