サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

アジアカップ 1次リーグ総括

2024-01-27 08:39:52 | 日記

1次リーグが終わり16強が揃った。この16強とい表現はおかしい。そもそも24チームから16チームなんだからよほど弱くなければ落ちない。6グループから1位、2位が抜ければそれで12チーム。ラウンド16にするための4チームは単なる数合わせなんだから、全然16強ではない。やはり最初から16チームで開催すべき。

 

さて1次リーグを見て感じたことを列挙してみよう。

 

①日本と韓国の不振
ヨーロッパベースの選手が多い日本と韓国は、シーズンを抜けて参加する選手はクラブに戻ればポジションがないかも知れない。それがモチベーション低下につながっている。もちろん選手は否定するし、ピッチに出れば一生懸命にプレーする。アジアカップの1月開催は2011年以降続いているし、次回はサウジ開催だからまた1月だろう。代表召集を辞退しないかぎりアジアカップの宿命からは逃げられない。

 

②アジアカップの思いと精神論
どのチームが熱い思いをもってプレーしているのが画面からも伝わってくる。それはサポーターも同じ。韓国対マレーシア戦でマレーシアが逆転ゴールを決めた直後のスタンドのマレーシアサポーターは号泣している人もいた。マレーシアのような弱いチームがあの韓国に逆転したんだという感動なんだろう。

 

ラウンド16の対戦相手が決まり、日本戦についてのバーレーンの選手のコメントが響いた。「男らしく負けたほうが逃げるよりもいい」である。気合入っているねえ。こういう相手をなめてかかると痛い目にあう。

 

③中東チームが好調
カタール、サウジ、イラン、イラクなどが好調である。スタンドの声援もそうだし、気候も合っているのだろう。FIFAランクだけでもう強弱はつけられない。

 

④WC予選とアジアカップの違い
2次予選でも3次予選でも日本、韓国はWCアジア予選はたやすいだろう。1グループに6チームが入り、H&Aで総当たりすれば選手層の厚さ、異動の際のチャーター便手配など運営面の差が出てくる。だからどうしても総合力で上の国が勝つ。

 

ところがアジアカップは1か月と長いが短期決戦のカップ戦である。一発勝負の決勝Tなんてなにが起こるか分からない。だから格下の国でも強い相手に一泡食わせようとして挑んでくる。総合力よりもモチベーションがものをいう。

 

⑤いくら10連勝をしてきてもアジアカップをなめたら勝てない
今回の日本代表は史上最強という触れ込みだった。しかしふたを開けてみれば不振の極み。強い時と弱い時の差が極端でチームが不安定。全く史上最強ではない。もう誰もアジアカップをなめていないだろうから、ここからが本番と思いたい。

 

いよいよ真打登場か。

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