D組のスコットランド対チェコは、似たようなチームで、地元グラスゴーでの試合だからスコットランドが意地を見せるかと思いきや、0-2でチェコが快勝した。1996年大会以来のユーロ出場、その次の1998年フランスWC以来というスコットランド。リバプールのロバートソン、サザンプトンのアームストロング、マンUのマクトミネイなどいい選手が多い。
一方のチェコはレバークーゼンのシックくらいしか知っている選手はいないが、いいチームだった。シックは42分の先制ゴール、52分の追加点の2ゴールと大活躍。しかも2点目はGKが前かかりにになっているところを、ハーフウエーラインあたりからのくせつちょロングシュートを決めた。今のところの今大会のベストゴールのゴラッソだった。
スコットランドは決定機を連発したが、チェコのGKのビッグセーブでゴールを阻止された。
E組 のポーランド対スロバキアは、前半と後半で真逆の試合だった、ポーランドはレヴァンドフスキ頼りで前半はレヴァンドフスキにボールを集めようとするが全くチャンスを作れない。おまけに守備も緩く攻守の切り替えも遅い。18分にはスロバキアが先制。
しかし後半46分にポーランドが同点ゴールを決めて、試合が塗炭にポーランドペースになり、ポーランドが逆転できる雰囲気も出てきた。しかし後半62分にポーランドから退場者を出して、試合は急変。ペースがスロバキアに移り、69分にはスロバキアが勝ち越しゴールを決めて、スロバキアが2-1で勝ち切った。
スロバキアのエースのモヒカンのハムシクは健在だった。
E組のスペイン対スウエーデンは何んとも消化不良のストレスのたまる試合だった。スペインがボールを保持して、スウエーデンはべたっと引いてカウンターのみ。スペインのポゼッションが80%くらいという極端に試合で、前半はスペインはチャンスを多く作ったが、決めきれずにそれがそのまま続き、0-0でドローという最悪の試合だった。
それでもスウエーデンはイサックなどフィジカルの強いFWがいて決定機も3-4回作った。もっと中盤からプレスを強くかけて攻撃していれば、ここまで守るだけの試合にはならなかったはず。これがゲームプランだといえばそれまでだが、スウエーデンのカウンターだけの戦術は見ている方はつまらない。
スペインはコロナ感染者が出た関係で大会直前の全体練習が1回もできなかったそうで、ぶっつけ本番だったわけだ。2戦目からはもっとよくなるだろうか。スペインの攻撃はジョデイ・アルバのクロスに依存していて、それ以外に効果的なチャンスがない。
18才のバルサのぺドリはせっかく先発に起用されたのだから、無難にパスを出しているだけでなくもっと自分で仕掛けて欲しかった。この試合のぺドリは残念なできだった。
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