ユーロのQFでイタリアに負けたベルギーは、戦術tに欠陥があったという分析をよく見かける。ユーチューバーのビアンコ氏の解説では、ベルギーのフォーメーションに欠陥があると指摘している。
ベルギーのフォーメーションは5-2-3。後ろに重たいイメージである。しかしベルギーといえば高速カウンターからの攻撃的なフットボールでもある。それは前線の3枚、アザール(イタリア戦ではドク)、ルカク、デブライネが個の力で何でもできるタレントだからだ。そして裏返しにこの3人は守備を免除されている。
ルカクが前線に攻め残るのは仕方がないとして、左右のウインガーが戻らないとどうなるか。中盤のボランチのどちらかがスライドしてサイドをケアすることになる。その結果、中盤のボランチは1枚だけになりスカスカとなる。ここでの疑問は、それならばDFラインの5枚のうち、ウイングバックはどうしてもっと前目のポジションを取り、サイドをケアしないのだろうか。
もちろん対戦相手にもよるだろうが、イタリア戦ではDFラインの5枚はかなり深く下がってDFブロックを形成。しかし中盤がスカスカのためにDFラインとボランチの間のライン間が空いている。そこからインシーニェのカットインゴールが決まっている。
中盤を厚くするために4-3-3にすればいいと思うのだが、マルチネスは5バックにこだわっていた。それだけイタリアのサイド攻撃は強烈だから5バックにせざるをえなかったということなのだろうか。また前線の3枚が3枚とも守備免除というのも無理がある。ムバッペでもかなり守備に貢献していたのに。
今後のベルギー代表はマルチネス監督のままで5バックにこだわっていくのだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます