女子サッカーの行方

アメリカで毎年開催されているシービリービスカップでなでしこジャパンはスペインとイングランドに連敗。特にイングランドに対しては直近の３試合で３連敗と歯が立たない。昨年のWCではやっとのこさベスト１６に進めたが、そこから進歩しているようにも見えない。

 

フットボールチャンネルの船木氏のコラムに指摘されているように、最大の課題は高倉監督の力量不足だろう。チームとしての共通意識がなく、選手個々に任せているだけ。攻撃は長谷川などにボールを集めるだけで、連携もない。組織としての約束事や共通認識がないので守備が脆い。

 

高倉監督はU-17,U-20で成功を収めた名監督だと思うが、フル代表の監督に就任して以来世代交代を進めてきた。その過程でのいわば産みの苦しみなんだろうと思っていたが、苦しみだけが続く。

 

開催されるかどうか分からない東京五輪だが、なでしこのメダルは限りなく遠いだろうし、２０２３年、つまりあと３年後のWCもベスト１６がせいぜいだろう。そのWCは6月に決定予定だが、東京五輪が中止となれば間違いなく日本には来ないだろう。残りはオーストラリア・NZの共催、ブラジル、コロンビアである。オーストラリア・NZになりそうな雰囲気である。