現在NHKのEテレで放送されているアニメ「アオアシ」が面白い。原作は漫画で、愛媛の中学3年生がクラブのユースのセレクションに合格してユースに入団。そこからジュニアユースの昇格組とかスカウトされて加入した選手などと競い合い、成長していくという物語である。
4月からスタートしてこのクールでは主人公のアシトはまだユースのBチームでもまれていて、このあとAチーム、トップチームへの昇格などなど先は長いので第2クールも放送してくれるのだろうが、話の展開が遅いのでこのあと何クールあれば完結できるのか見当もつかない。
さて昨日のエピソードの中で、アシトが俯瞰できる能力を自分で発見して、それまで自分がFWとしてゴールすることだけの選手だったのだが周囲の選手を使うことを覚え始めた。3人のトライアングルで相手のDFを崩し、敵を惑わすために他の選手も加えてトライアングルの中身を瞬時に変えたりもできるようになった。
この俯瞰できる能力を1試合の間に身に着けた。元々持っていた能力なんだが今までそれに気が付かなかったというお話である。この俯瞰できる選手で思い出したのが中村憲剛と遠藤ヤットである。あるいはイニエスタである。彼らのように空いているスペースを瞬時に発見して、そこにパスを出せる選手はいるようでなかなかいない。
訓練してできるようになるものでもないようで、生まれて持った天賦とでもいうのだろうか。現在の日本代表に俯瞰の天才とでも呼べる選手がいないことに気が付く。中村憲剛を代表チームのコーチに雇えばいいのに。
頑張れ、アオアシ。