乾の退団は認めないと強硬だったセレッソが一転して契約解除を認めた。これはセレッソの温情なんだろう。さて乾の年俸はスペインにいるときの最高が１億６千万円くらい。これが税込みなのか手取りなのかは知らないが、調べてでてくる数字がこれだ。
セレッソに復帰した２０２１年からは１億円と出ている。メディアによっては推定で２億円と出ているが、それはないだろう。多分１億円が正しい。いずれにしても３４才のベテラン選手に１億円も出すのはレジェンド扱いしているからだし、乾自身の活躍というよりも若手の育成にも見本となってほしいというクラブの期待なんだろう。
それを裏切る今回の騒動は全く理解できない。感情をコントロールできないことは本人も認めていて、それでよくドイツ、スペインでプレーできていたのかも不思議である。試合途中の交代に不満が爆発して、監督ともめるなんてことはよくある。金崎なんてそれで代表からはずされた。
しかし、プロである以上は自分の非をさっさと認めてクラブと和解すべきだろう。給料をもらっている従業員なんだからそれが当たり前だ。謝るのがいやならばさっさとやめる。しかし普通はどんな仕事であれ、やめる前に次の就職先を決めておく。そうしないと奥さんに怒られる。頭を下げても家族の生活を守れとどやされる。
乾は１億円以上の年俸を長期間もらっていたので蓄えがあるのかも知れない。それでも３４才で転職するのは難しいし、乾に１億円を払うクラブはそうそうないだろう。それにシーズン途中に乾を獲得しようなんてJクラブは神戸くらいだろう。
もし神戸が乾を獲得すれば、神戸は代表選手の年金を提供するクラブとなってしまう。いくらなんでも神戸はそんな愚行をするのだろうか。いや、最下位の神戸ならばするかもしれない。
一時の感情の爆発でセレッソでの好待遇を捨てるとは本当に乾は馬鹿だ。清武あたりが説得できなかったのだろうか。
最後の輝きだったかも知れない２０１８年WCでの活躍。