FIFAはWCの隔年開催を画策している。欧州連盟、南米連盟は猛反対しているがFIFAはあきらめる様子はない。FIFAがぶち上げた構想は確実に実現している。CWC, コンフェデ、カタールWCの11月開催、女子WCの拡大などなど、これはかなり無理があると思われるものでも強行している。
では仮にWCが隔年開催になるとして、どのような影響が出るのかを考察してみよう。
①2022年カタール大会が終わってから、2026年大会以降の話だろうから隔年開催は2028年大会であろう。2026年大会が6月~7月として、2028年大会の予選はすぐに始まる。
②ユーロと重なるので、どう考えてもどちらかをずらす必要がある。そして可能性として他の大陸連盟主催の大会とも重なる。これは由々しき問題である。
③WCが隔年であれば、ある意味で大会の供給過多となり、権威が落ちる。4年ごとのユーロのほうが権威が出て来る。
④48か国参加の大会を隔年で開催していれば、しかもそれが共催だろうからいつでもどこでもWCが開催されているような錯覚に陥る。
⑤当然選手は疲弊する。
FIFAの収益は増えるだろうが全体的には不利益のほうが多い。AFCは賛成するようだが、UEFAは絶対に拒否するでしょう。