サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

森安監督就任へ

2018-07-22 17:18:52 | 日記
7月20日のJFAの技術委員会終了後から森安監督が決定したようなコメント、報道が出ているので、もうこれは既定路線だろう。アギーレ、ハリルの時も似たような経緯だった。決定報道されてからは途端にメデイアが静かになるところも同じだ。


さて森安監督でも誰でも代表が強くなるのであればそれでいい。フル代表と五輪代表を兼任するのかどうかは分からないが、仮に兼任するのであれば東京五輪で結果を出せなければその時点でフル代表監督はどうするのかなど疑問は残る。


8年任せるという雰囲気も出ているが、最初の分岐点は来年1月のアジアカップの結果だろうし、仮にアジアカップで惨敗ならば解任されるのかなどなど、懸念はいろいろある。そういうことを考えるとフル代表と五輪代表監督の兼任はかなり無理がある。素人が考えても疑問は出てくるのだからセルジオなんて疑問満載だろう。


さて森安監督の戦術の疑問は、3バック可変フォーメーションである。守備の時は5-2-3でがっちりと守備ブロックを引く。攻撃は3人のCBのうち左右のCBが大きく開いく。真ん中のCBがボランチの一人と組んでDFのコンビとなり、見た目は4人が並ぶ、しかし左右に開いた二人のCBのポジションがかなり高く、カウンターをくらった場合、サイドの裏に広大なスペースが出てくる。


またボランチがプレスを受けると、真ん中のCBにバックパスを出すがそれが狙われやすい。このボランチがポグバのような屈強なタイプであればいいが、そんなボランチは日本人にはいないので、よほどうまくやらなければ常にプレスを受けやすくなる。実に不安定なフォーメーションである。


現在の五輪代表もこのフォーメーションで完成度を高めるまでに時間がかかるようで、昨年みたU-20の試合を見た限りでは不安定そのものだった。広島のようなクラブであればいいだろうが、代表戦の直前に集まる代表チームではどうだろうか。クラブで結果を残したからといって代表でうまくいくかどうかは未知数である。