ミュンヘン滞在で憩いの空間だったのは、近所にあった英国庭園です。
ギャラリーでのオープニング・パーティがあった日の午前中は
ドーナツを買って、ここで食べました。
川も流れていて、馬もいて、
犬もノーリードで遊んでいて広大な敷地でした。
(雲行きがあやしくて寒くなってきた。)
広すぎて、端っこの方しか行けませんでしたが、十分です。
時折、レンタサイクルの集団が通り過ぎて行きました。
自転車が無ければ回れません。
道路には自転車道路があって、びゅんびゅん通り過ぎていました。
そして、素敵自転車がたくさんありました。
市内観光では、セグウェイの貸し出しもあるようで、
公道で集団で走っているのとか見ました。
建物は古いのに、乗り物は近未来で不思議でした。
ミュンヘンの中心都市、
マリエンプラッツにて新市庁舎のからくり時計も見ました。
大きさは等身大のようです。
100年以上前に作られたと言うから驚きです。
ドイツ狩猟漁猟博物館に行きました。
もと教会の建物が博物館に。
素敵な建物でした。
剥製展示の見せ方がデザイン的でした。
ジオラマが手描きなのですが、なんかオシャレなのです。
意図してそうなのか、日本人から見てそう思うのか?
海がないので淡水魚たちの展示です。
娘の前のガラスケースの展示。
魚のエラから先部分を立たせているのが斬新な展示です(笑)。
釣り道具なども紹介してあります。
上のナマズが大きい!
古くて色あせてますが、そういうのも好きです。
触れるコーナー。
いらっしゃ~い。
お魚コーナーの入り口は、川のインスタレーション。
下は映像ですが、魚も泳ぎ、水の音が聞こえています。
歩くと水に入った音、波紋もできます。
ソリ達。
豪華だわ~。
銃やナイフも豪華絢爛で、つくづく「狩り」とは
お金持ちの快楽趣味でもあったのだと感じました。
展示されている動物達が「狩猟されたのか~」
と思うと複雑な気にもなりましたが、
もと教会で展示することで、鎮魂の意味もあるでしょうね。
途中、剥製の色々な部分を組み合わせて
「新たな動物を作る」みたいな、
奇妙奇天烈な展示もあり、不気味感も漂っていました。
しかし、ドイツの動物の生態系が見れて満足しました。
ドイツ博物館にも行きました。(博物館好きなので)
ドイツ博物館は、世界最大級の自然科学と工業技術の博物館だそうで
ちょっとここでは紹介しきれない大きさでした。
その筋の方にはたまらない模型の数々。
こちらは魚雷を積んだ潜水艦。
戦争時のものです。
ドイツで最初のUボートとかもありました。
ドイツ語が読めないので、あまり詳しい事はわからず。
でも長くて大きくて、すごかったです。(←なに?この稚拙な表現・・・。)
飛行機系も充実。
飛行機の断面(左)。
なるほど~、こうなっているわけですね~。
所狭しと置かれる飛行機達。
空飛ぶことを夢見ちゃった、元祖鳥人間達。
コウモリっぽく作ってみたり、鳥の羽根使ったり、
馬に走らせて飛ぼうとしたり、気球編もありました。
みんな空への純粋な憧れ感がたまらなくおもしろかったです。
彼らがいなければ今はなかったのです。
あーおもしろかった。
地下の炭坑&ドイツの十八番でもある車の展示まで到達出来ず、
心残りのまま閉館時間を迎えたのです・・・。
次回は絶対みるぞ!
美術館は、
まずはアルテ・ピナコテークから。
偶然にも、主人の大学の同級生で宣教師のお友達、
内村さんがミラノから来ていたのは、
このアルテ・ピナコテークで、在日の方々に宗教画の見方などを
トークしながら一緒に巡る企画のためでした。
私たちも同行させていただきました。
キリスト教などバックボーンがない日本人にはわからないことだらけで、
こうして説明してもらうと、多分何倍も面白く見れると思います。
しかも、内村さんは主人と同じ油画科を出ているので
宗教画に使われるテンペラ画や作家にも詳しく、納得の説明です。
宗教画には、赤ちゃんや動物が多く登場するので
娘の気を引くことができましたが、
次の予定もあり、まあ娘の限界値もあったので途中で早退しました。
こちらも、もっとじっくり見たかった・・・。
ノイエ・ピナコテークにも行きました。
アルテが「古い」という意味に対し、
ノイエが「新しい」という意味らしいです。
アルテは15~18世紀のヨーロッパ絵画、
ノイエには19~20世紀初めの絵画ということで
ゴーギャンやクリムト、ゴッホなどもありました。
そして、ドイツが一番力を入れている
モダン・ピナコテークにも行きました。
こちら、椅子でも薬缶でも、排水溝の蓋でも
ドイツがデザインした物はすべて作品として展示されています。
もちろん車も。
クラフトだけでなく、絵画もあり見応えがありました。
おもしろかった~。
基本的に無機質でシンプルなものが多く、かっこ良かったです。
エレベーターなどは、ほとんど表示が無く壁と一体化。
乗っても中にもほとんど表示は無く、
日本に戻ってきて、注意書きの多い事に
改めて気付かされました。
本当はお城なども行きたかったのですが、
子連れは思った以上に行動に制限があり、
知らない土地での娘の歩かない率が高く、
寝られてしまうと本当に重くて、毎日グッタリでした。
でも余裕を持ちつつ、いろいろ見れた方だと思います。
つづく・・・・。