福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

福島県二本松市「重陽の芸術祭2017」レポート1

2017年09月12日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


福島県二本松市に滞在最終日は

最終チェックと

他の方の作品を周遊して見て回りました。




午前中は

酒蔵の見学です。



今回の重陽の芸術祭でも限定のお酒をご提供いただいている

二本松で一番大きい酒蔵の「大七(だいしち)」さんです。




酒蔵とは思えない剛健で洋風な要素を感じる建物です。


1752年(宝暦2年)から続く老舗の酒造さんです。

昭和天皇の即位式典の御用酒、2008年の洞爺湖サミットの晩餐会の参拝酒、
近年はオランダ王室の晩餐会など、数々の世界お酒の大会で賞を受賞されるなど
めまいがするくらいに輝かしい実績があります。






酒蔵といえばの杉玉も巨大!


前年より小さいものは飾れないそうで、どんどん大きくなっています。








中も凄かったのです〜!!!!



建物は、明治時代の日本で建設された洋館を基調としていますが、
ところどころ、建て替え前の古い酒蔵だった時の柱や木材などを利用しており
素敵な建物になっております。



敷地内には花梨の木。

こちらは4代当主が9代目丹羽公から譲り受けた樹齢200年の花梨の木だそうです。

表に樫の木を植えているそうで、
内に花梨(借りん)、外に樫(貸し)というゲン担ぎがあり
外には貸しを出しても、自分たちは外から借りない、というのがモットーだそうです。


すごいーーー。


社長の太田英晴さん直々にご案内していただき、大変恐縮です。




(左端に太田社長がいます。)














いやあ、凄かったです〜。


手作業にこだわっており、素晴らしかったです。



本当にありがとうございます!!!



最後は試飲コーナーまで!











ワインソムリエの田崎真也さんプロデュースのグラスなど食器類です。





こちらがポピュラーなもので





それ以外にも普通に飲めないと思われるものをどんどん出していただき
どれもすごかったです。

美味しかったです!
(私ほとんど飲めないので本当に一口ずつですが大変おいしかったです。)




私、梅は大好きなので
こちらは本当に美味しくてびっくりしました!

3L(サイズ)の和歌山の梅で日本酒で漬けたという梅酒!
大人な味です。
この梅酒の「梅」だけも売っているらしいのですが、すぐに売り切れてしまうと聞きました。



本当にすごかったです〜!!!

(そればっかり)




お米の精米にこだわっており

無駄のない精米法を生み出しており




入り口にはそのお米のオブジェ〜!!!


かわいい。



朝一から、すごいもの見せていただきました!


震災の時の原発事故から酒蔵を守る対策も迅速に行っており
大きな会社の頭領とはどんな時であっても
落ち着いて的確な采配をされるということを学びました。


太田社長、お忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございます。


こちらでは重陽の芸術祭の一環として
ジャコメッティのドローイングが飾られているそうです。

それもすごいな・・・・。




ちなみに

今回の大七さん御提供の芸術祭限定のお酒はこちら!





ヤノベケンジさんのシップスキャットちゃんがデザインされております。






Tシャツとかもあります。





私、今週末もこちらに行きますので購入予定です。





さてさて、すっかり大七見学でインパクト大な1日が始まり


ふるさと村に戻り

最終チェックとコメント取り。





武家屋敷。







武家屋敷はこちらのふるさと村のかなり奥の方に建っていますので

頑張って見に来てくださいね!







3日目はようやく晴れて、きもちのいい空間になっております。

























この後、他の方の展示場所を巡りに行きました。