7月20日(金)のつぶやき(読んだ本、『マロウンは死ぬ』)

07:12 from web
おはよんございます。ぬるいこーしーにゃう。今朝のおめざは『マロウンは死ぬ』のクライマックス(?)です。爽やか爽やか。
07:19 from web (Re: @shiki_soleil
@shiki_soleil おはようございます。『母の遺産』は、本当に素晴らしいですね。ちょっと、覚悟していた以上に抉られたと言うか…。水村さんは、どんなに寡作でも待つ甲斐があるし、ここまで来ると寡作ゆえにこそますます好きです(笑)。
14:33 from twicca
一人焼き鳥にゃう。連れ本はベケット。
14:41 from twicca (Re: @ginko_books
@ginko_books んふふっ。前に座ってくださいな~♪
18:00 from web
北野さん未読だけれど、『かめくん』読みたい…。表紙がオカヤさんなのね。ほおお。

 ☆    ☆    ☆    ☆

18:06
from 読書メーター
【マロウンは死ぬ/サミュエル ベケット】を読んだ本に追加 →book.akahoshitakuya.com/b/4560043477 #bookmeter

18:20 from 読書メーター
【マロウンは死ぬ/サミュエル ベケット】
 目の前の文章をぐんぐん追っている間は妙に面白く感じられたけれど、読み終えてみて振り返れば、何か心が動かされたかと言うとそういう訳でもなく…。本当に今にも死を向かえんとしているにしては、袋小路に嵌りこんだようなのたのたした語り口はどう受けとめたものか。それともそれこそが、人の姿なのか…とか考え出すと、私にはまだわからない。とりあえず次を読む。

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7月19日(木)のつぶやき(読んだ本、『ゴーメンガースト』)

07:33 from web
おはよんございます。ぬるいこーしーにゃう。今朝のおめざは『ゴーメンガースト』(三部作の真ん中)のクライマックス場面!でした。なんてヘヴィなおめざ。
07:42 from web
ゴーメンガーストは流石に面白いし、浅羽さんの訳はとても素敵…なのじゃが、読んでも読んでも読んでもおおおたどり着く岸が見えてこない。なんて長いんだ(溜め息)…と思わせるものがある。なはは。
07:55 from web (Re: @catscradle80
@catscradle80 ガーメンゴーストって!うはは! 今、顔面ゴーストに変換しちゃったじゃないですか~(爆)。一部ずつ分けて読んでいけばいいかな~なんて、つい手を出してしまいましたが、長いの長くないのって…長いですわ。でも、面白いですよ。ふ。 
08:11 from web (Re: @shiki_soleil
@shiki_soleil 確かに、お腹いっぱいにはなりますねぇ。まあ私も3巻に行くには時間がかかりそうです。次は外側の世界の話なるんですかね。とりあえずメインディッシュは終わったと(あれだけやればね・笑)。

10:51 from 読書メーター
【ゴーメンガースト (創元推理文庫―ゴーメンガースト3部作)/マーヴィン ピーク】を読んだ本に追加 →book.akahoshitakuya.com/b/4488534023 #bookmeter

10:55 from 読書メーター
【ゴーメンガースト (創元推理文庫―ゴーメンガースト3部作)/マーヴィン ピーク】
 はううう、面白かった…(と言いつつ息も絶え絶え)。一部で徐々に詳らかにされ、厳然たる姿を現した驚異の石の迷宮ゴーメンガーストを舞台に、いよよ七十七代伯爵タイタス少年の物語が始まった…! のだが、相変わらず長いの長くないのって。でも、美しい訳文はとても素敵だし、随所に趣の違う見せ場(息を呑む追跡の場面とか、伯爵妃の采配とか、イルマの夜会とかw)があるので、その度に身を乗りだすようにして読み耽った。
 自由を希求するようになっていくタイタスの姿は時に切ない。姉姫フューシャとの新たな絆や、森で空を飛ぶ神秘的な〈やつ〉を一目見て焦がれる思いを抱くようになったこと、偉大な血族の最後の一人である孤独…などが、丹念に描かれている。

 凸凹の激し過ぎる濃ゆい面々にも少しずつ入れ替わりがあり、物語内での時間の流れを感じた。どんなに変わることを忌み嫌う場所であろうと、石の掟が統べる城内にあろうと、起きてしまった変化には誰もなす術はない
。怒涛の展開は流石の面白さだった。
 フレイとプルーンスクワラーが好きだったな。伯爵妃もよかった。

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7月16日(月)のつぶやき

09:28 from web
おはよございまず。風呂上がりのまたりにゃう。今さっきアマゾンを見ていて、『青い脂』本当に出るんだ…と思たところ。書影はまだ。だがしかし、“8月そろーきんあおいあぶら”って、となえるだけで「う゛あ゛っ…」となる。
09:30 from web
なんつーか、夏は清爽なものを読みたく…ならないか。
12:11 from twicca
今日は阪急の石橋駅で下車。商店街をぶらぶら散策してみる。濃ゆい、濃ゆいよここ…。で、お好み焼きやに流れ着いた。

12:45 from twicca
ねぎ焼きを撮っても地味なだけじゃが、この店は当たり!だったよん。

 ふわふわで美味しかった。ご馳走さまでした♪

13:15
from twicca
女の子には、キスしてぽい。

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7月15日(日)のつぶやき(読んだ本、『翻訳に遊ぶ』)

07:06 from 読書メーター
【翻訳に遊ぶ/木村 榮一】を読んだ本に追加 →book.akahoshitakuya.com/b/4000247808 #bookmeter

07:10 from 読書メーター
【翻訳に遊ぶ/木村 榮一】
 内容の興味深さもさることながら、読んでいるうちに、いつも当たり前のように翻訳された小説を楽しめていることがしみじみと有り難くなってくる…そんな素敵な「翻訳論」エッセイでした。翻訳は、こんなにも深くてこんなにも大変で、これほどの愛がなければ…と思うと、ぐっとくるものがあります。言われてみれば納得するけれど、自分一人では決して思い及ばないような事柄が沢山ありました。
 翻訳を始められるまでの、外国文学との出会いや大学時代のエピソードも面白かったです。とりわけ、下駄を履いてバスと阪急電鉄を乗り継ぎ、通学されていた話には笑ってしまいました(後日譚も可笑しいの)。ふふふ。お人柄の偲ばれる文章は温かく、最後の章を読み終えた時には何だか胸がいっぱいでした。

 ☆    ☆    ☆    ☆

10:08 from web
おはよございます。風呂上がりからずっとここでにょろにょろしていたら、眠くなてきたにゃう…。
10:11 from web
昨日は二人で、「明日は北野に行って、風見鶏の館の前の広場を見ながらビールを呑むってのはどう…?」なんて話していたのじゃが、どーなることやら。夫は寝てるし。
10:25 from web
クレープを食べたくなることは一切ないが、ガレットは時々食べたくなる。あの、四角くたたんだ見た目が好きだ。見た目なんだ。

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マヌエル・プイグ、『このページを読む者に永遠の呪いあれ』

 『このページを読む者に永遠の呪いあれ』の感想を少しばかり。

 “「女性に贈り物をするというのが、どういうことか分からないんだ。” 274頁

 とても面白かった。全篇がほぼ、老人と青年たった二人の対話から成り立つ風変わりな小説。虚言と妄想がぐねぐねと混じり合い、遠まわしに探り合っているかと思えば罵りに一転する…といった按配で、少しも目を離せない展開が繰り広げられる(会話だけなのに…)。
 重度の抑鬱病をわずらい療養中の老人ラミーレスは、自分は記憶を喪失していると主張する。一方その付添いの仕事に就く青年(と言っても36歳)ラリイは、ラミーレスが捕らえられるまでの祖国での活動について関心がある様子だ。しかしラミーレスは、青年の問いは撥ねつけた上で、彼の私生活や過去の話ばかりを聞きたがるのだった…。

 二人の会話を追っていくとやがて、彼らが各々に陥っている孤独な状況が浮き彫りにされてくる。家庭における父と子の関係、母親の役割、結婚後の妻との関係…。それらはどれも歪で、何と言うか、誰も心から幸せではなかった。だが、男性原理に基づく世界に生き、その価値観しか知らぬまま人生を送ってきた彼らには、どこにどんな間違いがあったかと内省することすら出来ない。
 一度は目的を同じくし、歩み寄りあえたかと見えた二人の行く末、物語は虚しく幕を閉じてしまう。

 解説の内容がとても興味深かった。プイグの実験的な手法は意識的に取り入れたものではなく、小説を書く為に編みだした苦肉の策であり、それが見事に成功したのだ…という話とか、他作品にも多く触れられていて嬉しい。

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7月12日(木)のつぶやき(読んだ本、『水都幻談』)

15:23 from 読書メーター
【水都幻談―詩のコレクション (平凡社ライブラリー)/アンリ・ド レニエ】を読んだ本に追加 →book.akahoshitakuya.com/b/4582760481 #bookmeter

15:24 from 読書メーター
【水都幻談―詩のコレクション (平凡社ライブラリー)/アンリ・ド レニエ】
 
ヴェネツィアを愛で、ヴェネツィアに心酔し、言葉をささげるようにヴェネツィアを賛美し尽くす散文詩集。水の都を愛するがあまり、そこを己の宿命の地として囚われてしまった詩人が紡ぎだす、伸びやかで幻想的なイメージの連なりに、うとりうとり…。とりわけ、十八世紀へと向けられた憧憬の深さは、切なくもあり格別な味わいだった。少しずつ読んでいた。

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森福都さん、『双子幻綺行』

 『双子幻綺行』の感想を少しばかり。

 “宮廷に生きる少年に帰る場所はない。また、宮廷に在りながら、宮廷を遥かに超えて生きようとする少年には、耳を貸す必要のない杜鵑の呼びかけである。” 40頁

 ほう…と溜め息。とてもよかった。一見派手な作風ではないのに、あからさま過ぎない妖艶さが物語の隅々まで行き渡っている。情景はあくまでも美しいけれど、はや視界の端では毒蛇の鱗が小さく煌めいている…。そんな森福さんの中国物が、やはり私は好きだなぁ。舞台は武則天が周朝を打ち立てた唐、そして主人公は女帝に仕える15歳の宦官と女官、美貌の双子である。二人は後見者である洛州長史から命じられ、洛陽で起こる様々な事件の解明にあたる…。
 血を滴らせて啼くと言われる杜鵑の初啼きの日、宮廷付きの歌姫が喉から血を流して死んでいた。彼女の死の真相に迫る、一話目の「杜鵑花」。真紅に染まった池の様子から、視線が移ろっていくように徐々に紅躑躅の群れ咲く庭園を描く冒頭は、優美で残酷で素敵だった。放蕩者の大家の子息ばかりを狙う誘拐犯“人繭魔鬼”、探索の為に九郎は囮になるように言われる…、「蚕眠棚」。菊花酒を呑む習わしの雅な酒宴、そこに添える野菊を摘みに行く清爽な話が、黒く一転してしまう「菊華酒」。豪奢に身を包む女帝の老醜が鬼気迫り、巨大真珠の輝くような光沢との比が皮肉な「浮蟻珠」。など。

 才に恵まれながら宦官である為に鬱屈しがちな九郎と、兄を理解し支える明るくおきゃんな香蓮の、喧嘩をしつつ仲の良い姿にはほろりとしてしまう。あと、たおやかな名だたる妓女の彩娘が見せる、賢さとしたたかさ、最後の決断には惚れ惚れした。

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阿部智里さん、『烏に単は似合わない』

 『烏に単は似合わない』の感想を少しばかり。

 “双葉に、この琴は弾けない。だから、ここにいるのは、自分なのだ。これは偶然ではないと、あせびは悟った。” 92頁

 ひやあなんて面白い…と、頁を繰る手ももどかしく。そこは八咫烏が支配する世界。日嗣の御子の妃選びの為に設けられた制度により登殿した、春夏秋冬いずれも美しい4人の姫君たちが妍を競い合う。と、如何にも綺羅に華やかな設定だけれどどうなのかしらん…と危ぶんでいた私は、ころりと騙されていたことよ…。
 桜花宮のそれぞれ、春殿にあせび、夏殿に花木綿、秋殿に真赭の薄、冬殿に白珠。四家の命運を担う4人の姫君の間とその周囲では、色んな思惑が絡み縺れ合う。恋に、陰謀にと…。そうして若宮の訪れもないまま不穏さを増す桜花宮で、不祥事を起こした侍女の失踪を皮切りに事件が続くことに。そんな熾烈な状況の中、一年を通して姫君たちの意識や関係には少しずつ変化が現れる。その辺りの描き方もよかった。きちんと己に向き合い友を得る姫もいれば、欺き欺かれる姫もいれば…。彼女たちは、何を見いだし何を手に入れるのか。
 最後まで読んでから始めに戻って、周到に散りばめられた黒い符牒にぞくっとした。表紙にも。

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トーマス・パヴェル、『ペルシャの鏡』

 『ペルシャの鏡』の感想を少しばかり。

 “そこに聞こえているのは、いわば、創造されず可能性にとどまった様々な世界の音なのです。」” 35頁
 
 “ライプニッツの迷宮”、か…。五冊の架空の書物をめぐる設定も、入れ子になるその書物の内容もとても面白いのに、如何せん一つ一つの話が短くて(一話完結)、ここからもっと広げて欲しいなぁ…などと思わずにはいられない、聊かいけずな哲学小説であった。
 芸術学を学ぶ主人公ルイは、暇があれば古文書調べをしている。古い要塞城や朽ちかけた修道院、湿気のこもる地下室には、ちょっと触れただけで粉々になってしまう傷んだ本たちが山を成していた。同様の趣味を持つ学芸員の友人から、とある学院蔵書のことを知らされたルイは、そこで友人が発見したライプニッツの知られざる弟子の手稿を読むことになる。さて、そこに書かれていたのは…。
 合わせ鏡を覗きこむような眩暈感のとば口から、一歩二歩踏み込んだところでふっと物語が終ってしまう。嗚呼、面白かったのに…。ルイの〆の言葉が憎いじゃないか。

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7月9日(月)のつぶやき

06:16 from web
おはよございます。あいすこーしーにゃう。桃、そろそろ冷やそうかな。くふふ…(嬉)。
06:21 from web (Re: @shiki_soleil
@shiki_soleil ふふふ、そういうことになりそうです(笑)。清荒神よりも中山寺の方が家から近いですし。ブランド化され過ぎと言う話を小耳に挟みましたけれど、どうなのかなー。
07:37 from web (Re: @shiki_soleil
@shiki_soleil @prima_7 売布神社は地味ですが(笑)一番近くて、紫陽花が可憐でしたわ。おお、例の話。そうでした(嬉々)。私は身軽だから日にちは合わせられそうです。うーん、美味しいもののお店どうしましょ…。
13:17 from web
大好きな桃を頬張ってほけほけしていたところ、ふと違和感を覚えて検温してみたら高いじゃん…。てか、風邪? 私、風邪ひいてるの?(鈍過ぎ)
13:21 from web
『烏に単は似合わない』が凄く面白くて、そりゃあ期待して読みだしたけれどそれを上回って面白いので、このまま読んでいていいかしらん…。一応、薬は服んだ。

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