3月05日(金)のつぶやき(読んだ本、『日向で眠れ/豚の戦記』)

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おはようございます。こーしーなう。
10:18 from web
冷やしたわらび餅を嬉しく頬張ったら、食感が外郎に近くてがっかり。桜の香りはよい感じなのに。わらび餅を名乗るなら、もっとぷるぷるしてなくちゃダメ。
10:41 from web
ぬ、“冬場は固くなった状態になりやすいので、レンジか鍋を使って加熱した後、あらためて冷やしてご賞味ください”って、何だか面倒臭そうなことが書いてあるなぁ…と思って読み流しちゃったのだけれど、だから外郎だったの? ちえ、残り半分はそうするよ。
12:07 from web
つづきを読みだしたところで、“おそろしいおばはん”と出てきたので思わず訳した人の名前をまじまじと見た。なんと直截でわかりやすい訳。
17:13 from API
【日向で眠れ 豚の戦記 (ラテンアメリカの文学 (9))】を読んだ本に追加 http://book.akahoshitakuya.com/b/4081260095

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 『モレルの発明』がとてもよかったビオイ=カサーレスの、『日向で眠れ/豚の戦記』を読んだ。

 二作品とも大変に面白く読んだけれども、より好み!な点では「日向で眠れ」が素晴らしい読み応えだった。物語は、語り手であるボルデナーベから友人に向けられた書簡の形をとっている。そしてボルデナーベと妻ディアーナを襲った信じがたい災難が、不器用ながらも切々とした語り口でるる語られていくのであったが…。
人並み外れてヒステリックな妻が、精神病院側の横暴としか思えないやり方で収容されてしまい、何とか愛する妻を取り戻そうとボルデナーベは一人奮戦する。やがて、一見無事な姿でディアーナは戻ってくるのだけれども、医師たちの陰謀の真相が明かされるときこそ、それまで信じていた足元が突如揺らぐ。読み手である私も巻き込まれるままに、体ごとくず折れていくようだった。
 誰かが誰かを深く愛したとき、その容姿の美しさ好ましさだけに惑わされずにその奥に透かし見ようとしているものは何だろう…? そのとき人は相手の魂の色合いや手応えを、ちゃんと見てとっているはず…と、もちろん私は思っている。

 それから「豚の戦記」。一体これは何の話だろう…?いくら血の気が多いお国柄とは言え、どうして主人公を始めその友人たちはこんなにびくびくと過ごしていなければならないのか…?と、首を傾げながら読み進めていくと、やがてだんだんに老いと若さの対立が見えてきた。老いを蔑むと同時に怖れる若者たちによる、老人の駆逐。そこには身も蓋もなく、かなり暴力的に描かれていた。だが更に話が進むと、結局のところは人間のむき出しの怖れや欲望、人生そのものの明暗を、老いと若さの両端から照射しているだけなのかも知れない…と、もっと掘り下げられたものが見えてくる。人の営みの虚しさを描いて救いのない話とは違い、じんわり面白かった。
 が、実は当然のように獣(てか、豚)面人身な人々(?)の出てくるSFだとばかり思っていたのだったり。

20:51 from web
今日は色々と気が散りやすいなぁ…と思った時に、“気が散る”という言葉が気になったのだ。“気”が、“散る”。…ううむ、見境なく飛び散らしてたらいやだなぁ。無意識だしなぁ。“凄い気を発する人”ならぬ、“凄く気を飛び散らす人”になってしまう…。とか、しょうもないことを考えたのだった。
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