今年も犬山祭

 今日は終日、うつらうつらと過ごしました。読んだのは、ガルシア=マルケスの『エレンディラ』。とても好きだったけれど(特に表題作すげー)、本の記事は明日からにします…。
 今日は、土日に楽しんできた犬山祭やら桜の画像をべたべた貼り付けて、元気を出そうと思います。

 5、6の二日間、愛知県は犬山市の犬山祭へ行ってきました。 
 去年と同様に駅前のホテルで二泊して、「えっ、このお祭りの為に?」と色んな人たちに感心して頂きました(感心じゃないっ)。でも、だーさんが手子衆として10年以上も参加している大事なお祭りなのです。
 国宝犬山城をいただく風情豊かな城下町が広がり、そこを13もの車山(山車のこと、“やま”と呼びます)を引き回す、壮大なお祭りです。年々見物客も増えていますよ。

 …と言いつつ。
 犬山と言ったらまずはこれ。私の一等大好きなお好み焼屋さんで、ねぎまととんぺい。今年もやって来たよ…と、これで実感。

 そしてビール(画像ないけれど)で鋭気を! 祭りじゃ祭りじゃ! 

 一日目の夜山。
 この時の細かいことが全然思い出せない…。私ったらそんなに呑んでたかしら?むむむ…。 
 さっきからずっと記憶をたどっていて、やっとこさ思い出せました。私はホテルにチェックインした直後、睡魔に襲われ寝てしまったのでした…。人混みをかき分けかき分け慌てて駆けつけたので、提灯を付けるところを見た記憶がないのは当たり前です。あちゃー(それをコロッと忘れてるところが…)。 
 三層の構造の車山、一層目(下山)にはお囃子。小太鼓さんたちの背中が可愛かったです。小学校中学年までの子供たちです。
 犬山祭は一日目を試楽(しんがく)、二日目を本楽(ほんがく)と呼び、昔からの形を踏襲しているのは本楽です。本楽は、絶対に内容を変えないのですって。
 そしてなんと、両日共に晴天に恵まれたのは数年ぶり!とのこと。毎年花散らしの雨に、どちらかの夜山を中止にしてましたからね。

 二日目の日曜日は、私は友人たちと名古屋でランチの予定だったので、午前中にちょろっと顔を出してから、駅までのんびり一人でお花見をしました。
 針綱神社の前でからくりの奉納。

 犬山駅までの道のりは、屋台が沢山出ていて賑々しかったですが、あえて桜の楽しめる犬山遊園駅までの道をたどりました。
 だって…。  だって…桜のトンネルですもの!
 ほぼ満開の桜、胸いっぱいに堪能しました。 

 こういう景色の中にいると、人ってなんて欲張りなんだろう…と、つい思ってしまいます。こんな風に花を眺めて、空を仰いで、気持のいい風に吹かれて、それだけで満足して生きていてはいけないのかなぁ…。いけないんだろうなぁ(そうよ私は一生青い人)。満開の花を見ていると、それだけで幸せ過ぎて哀しくなるというか…。

 木曽川までくるとお城が見えます。国宝犬山城です。  私だけ、人の流れに逆らっていました。他の人たちは、“犬山遊園駅→お祭り”コースだからね。

 フリマを見かけたので、ふらふら近づいて箸入れを購入。長閑長閑。

 八重の枝垂れ桜も。


 夕方戻って二日目の夜山見物。 
 手子衆は30人とやや多めでした。先頭にいるのが花形の梶取り役。  この時だーさんは車山に潜って押していました。
 実はこの後大失敗があって…それだけは残念でした。 
 本楽は試楽に比べると、本当に地元の人たちの為のお祭りという感じで、隈なく町内を引き回すので付いていく方も相当歩かされます。ビール呑んでるし眺めも幻想的だしで、時々意識がふわふわ漂ってしまいます。そんな非日常の感覚も、お祭りならではですけれど。

 お祭りの後は世話役さんのお宅でちょっと呑んで(蟹が美味しかった~)、ホテルで呑みなおして締めくくりました。 
 そしてあくる日だーさんが、「50歳まで平手子で参加する」と宣言したので、流石にくらくらしました。普通、平手子は若い人たちがやって、年長になったらもっと楽なポジションにつくそうです。祭り馬鹿と呼んであげたいです(満身創痍になるくせに!)。

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