6月2日(木)のつぶやき(読んだ本、『シェイクスピアの正体』)

@rinakko 09:25
【シェイクスピアの正体 (新潮文庫)/河合 祥一郎】を読んだ本に追加
シェイクスピアの正体 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社
 本物の(劇作家としての)シェイクスピアは田舎の手袋職人の倅なんぞであるものか、生まれも育ちも高貴なお方がその身分を隠してお書きになったのに決まっておる…というシェイクスピア別人説には根強い人気がある。て、そこはわからなくもない。でも主要な説だけで七人て多いわ(読む分には面白い)。
 別人説は、ロマン主義とともに起こった熱狂的シェイクスピア崇拝の申し子であると。そも、《シェイクスピア》だけが天才として崇められありがたがられてきた背景がある。その思い込みから抜け出さないことには…という河合先生節。エリザベス女王の宮廷、その周辺のおさらいも出来て面白かった。
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