尼崎の洋食やさん、など

12月30日、日曜日。晴れ。 
 今日は雪になるかもしれないと聞いていたのに、朝を迎えてみたら晴れていた。空がつき抜けて青く、かえって寒そうに見えたほど。  
 年の瀬も押し迫ってきた今日だけれど、いつものような日曜日を過ごす。生協スーパーの混み具合と、ものを買う人々の熱気には見蕩れてしまった。パワフル…。    

 昨夜だーさんが珍しく、有名な洋食やさんの名前を挙げていたのを思い出して、本日のランチは何となくそこへ行ってみることに決まる。尼崎にある、割と老舗。実際に行ってみると、すごく下町情緒あふれる界隈にあるのだけれど。しかもですね、店の入り口で男の人が本格的に掃除をしていたりしてちょっと吃驚した(明らかに大掃除だった)。  
 店内に入って、少ないカウンター席に戸惑っていると、「二階へどうぞ~」と声がかかったので二階へあがる。と、ここもどうやら掃除中…。や、別に良いけどさ。それにしても全体的に、昭和色濃厚な店内であった。

 情報誌に載っていた“イタリアン”が印象的だったので、さくっとそれをオーダー。だーさんも同じく。“イタリアン”というのはつまり、ナポリタンスパゲッティのことらしい。  

 先ずスープが出たので、少し外を歩いただけで体の冷えてしまった私は嬉しく頂く。
 パスタを待っていたら他のお客さんも入ってきて、さくさくとヴォリュームのあるセットを頼んでいるのでしばし感心する。有頭海老のフライとハンバーグとロースハムとサラダとスープとライス?さらにビールですって? やっぱり洋食って、基本的にがっつり系なのかしら?  

 …などと考えていると、あっつあつの“イタリアン”登場。
 鉄板の上で、じゅーじゅー音を立てているところ。  

 しまった、このヴォリューム…。“イタリアン”でも充分にがっつりだ…。  
 少し卵をパスタで埋めて、山崩しの要領で周りから攻めていくのでありました。お腹が苦しくなったよ私。  

 ところでこの“ナポリタンon鉄板”って、名古屋出身の私にはとても懐かしい昔ながらの喫茶店スタイルなのだけれど、この辺では珍しいのかしら? 名古屋の喫茶店と明らかに違うのは、このヴォリューム。そして、卵が上に乗っているところ。名古屋の場合は、溶き卵を下に敷くのである。 
 で、肝心のお味の方は…。うむむ、可もなく不可もなく普通においし…かった。ちょっと期待が大き過ぎたかもしれないし、これが昔ながらの味なのかも知れないと思いつつ、ちょっと…味が単調だった。  

 そう言えば私は子供の頃、ミートソーススパゲッティに比べるとナポリタンは好きじゃなかった。多分それは、学校の給食のナポリタンが冷めると不味かったのと、玉ねぎが生っぽいのがイヤだった所為である。母が作るスパゲッティも、ミートソースの方が断然美味しかったし。  


 そして実は昨日も洋食を頂いた。二度目の「インデアンカレー」でハヤシライスを頼んでみたら、ケチャップの味しかしないので度肝を抜かれた。   
 粘度と甘味が凄いのだもの、参ってしまう。もしや、お子ちゃま用のメニューだったかも…? とほっ。  


 さて、年末気分が全然盛り上がっていない我が家だけれど、私は昨日から年越し用の物語を読み始めたところ。全四巻の古い作品で、先日ブックオフで見付けたときに狂喜してしまったのである。うっふっふ…。懐かしさを噛みしめつつ、ちびちびと読んでいくとします。
 明日も書くかも知れないけれども、書けないかも知れないので、皆さま、良いお年を~♪

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