神戸の黒蕎麦♪ 「日精」

7月14日、月曜日。晴れ時々曇り。 
 今日はだーさんがお疲れ休みなので、休日のように出歩くことになりました。

 まずは車で買い出し等を済ませ、電車で三宮へと出かけました。三宮での用事は、だーさんのパスポート更新です。そちらを先に済ませてからのお昼ご飯となり、昨夜頂いたピザやらイカリングフライなんぞはとうに宇宙の藻屑と消え、お腹がペコペコリ!
 でも、だーさんの「今日は蕎麦…」の一言で、涼しげかつシンプルかつ完璧な(?)ざる蕎麦のヴィジョンに取り憑かれてしまったので、ひーふーと空腹に耐えて元町までの道のりを辿りましたとさ。
 
 だーさんが情報誌で見つけたお店で、中休みがあるかどうかがはっきりしなかったのですね。すでに14時半を回りそうな時間になっていたので、それだけが気がかりでますます胃が縮みそうでしたわん。
 でも、やっとこさお店に辿り着いたら、ちゃんと暖簾が出ていましたよ! おお、沙漠のオアシスに見えまする…。

 そこは、「日精」というお店でっす。
 オアシスで真っ先に頂きますのは、命のみなもと。言わずもがなでしょう。
 一瞬でのどをすべり落ちる、冷たき甘露。はう~ん♪

 昭和色濃厚な大衆食堂然としたお店のサイドメニューは、おでんのみ! シンプル!
 二人で一皿を仲良くつつきます。
 瓶ビールを追加して落ち着いたところで、ざる蕎麦を頼みました。だーさんが大盛り、私が並盛り。
 そう言えば私たちが着いた頃から、お店の人たちが順繰りに賄いの食事を取っていらっしゃるようでした。普通に、お店のテーブルで。何となくその様子を眺めているうちに、私たちのお蕎麦が運ばれてきました。

 なるほど、なかなか黒いお蕎麦です。そしてそのお味の方は…。
 美味しい~♪ 麺のこしがちゃんとあって、懐かしきお蕎麦らしいお蕎麦の風味がしますよ。

 ちと気取った有名店にありがちな上品で繊細なお蕎麦(それはそれでいいけれどー)とは、一線を画すしっかりとした味わいでした。

 駄菓子菓子、これで並盛りとはねぇ…。おつゆの方も、かなりたっぷり。
 お蕎麦の話でこんなこと言うのは無粋ですが、このざる蕎麦の大盛りがワンコインですよ。ちょっと凄いです。 
 ほんのり節系の香るお出汁も、蕎麦湯で最後まで頂きましたとも。ごちそうさまでした。るん♪

 くいくいっと呑んで、つるつるっと食べて、電車に揺られてうつらうつら帰るのである。いいじゃんいいじゃん、ノンシャラン♪

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