本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
6月9日(木)のつぶやき(読んだ本、『人形つくり』)
@rinakko 10:07
【人形つくり (ドーキー・アーカイヴ)/サーバン】を読んだ本に追加
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/95/b2da9a4ffc89382ce3efc00eeb7848d7.jpg)
【人形つくり (ドーキー・アーカイヴ)/サーバン】を読んだ本に追加
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「リングストーンズ」と表題作の2篇。「リングストーンズ」は、英国の田舎屋敷に雇われた女家庭教師と3人の異国の子供たち…ときたら好みな設定なのに、なかなか乗れなかった。広大な庭園を駆け回り裸で泳ぎレスリング…という野放し過ぎる夏の楽園(家庭教師も一緒に駆けずり回るばかり)、そして美しい暴君ヌアマンの不可解さ…。雰囲気と題材、一変する展開には魅かれた。
「人形つくり」には、ぐぐっとひき込まれた。主人公クレアの18という年齢を考えるとその心情を否定は出来ないなぁ…と、どこかほろっと切なくなりながら読んでいた。頼りにしていた存在を失くし、両親は遠く、将来の見えない不安な状況で、恋の喜びに身も心も満たされることと相手に支配され束縛されること、それは見分けられなくても仕方がない。誰にも責められない。それどころか、彼女の果敢な行動にほれぼれ…。
某氏が似非ぶりを晒しつつも己の特異な愛を高らかに謳う場面も、ぞうっとして忘れがたい。倒錯者の言葉だと言い切ってしまうのは容易いけれど、意識の底をざわざわと撫でられる。その一方、そうとは知らずに糾弾している人物の言葉もよかった。人形…美化された肖像たちを私も見たい、見てみたいよ。何度もそう思った。
「人形つくり」には、ぐぐっとひき込まれた。主人公クレアの18という年齢を考えるとその心情を否定は出来ないなぁ…と、どこかほろっと切なくなりながら読んでいた。頼りにしていた存在を失くし、両親は遠く、将来の見えない不安な状況で、恋の喜びに身も心も満たされることと相手に支配され束縛されること、それは見分けられなくても仕方がない。誰にも責められない。それどころか、彼女の果敢な行動にほれぼれ…。
某氏が似非ぶりを晒しつつも己の特異な愛を高らかに謳う場面も、ぞうっとして忘れがたい。倒錯者の言葉だと言い切ってしまうのは容易いけれど、意識の底をざわざわと撫でられる。その一方、そうとは知らずに糾弾している人物の言葉もよかった。人形…美化された肖像たちを私も見たい、見てみたいよ。何度もそう思った。
@rinakko 16:50
【幻影の盾/夏目 漱石】を読んだ本に追加
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