7月26日(金)のつぶやき(読んだ本、『七悪魔の旅』)

@rinakko 11:40
【七悪魔の旅/ムヒカ・ライネス】を読んだ本に追加

 そ、そんな話か…と脱力しつつも、面白楽しかった! 地獄の中心地区(なんと極寒の伏魔殿)に御座す大魔王に、召喚された七人の悪魔。厳しい叱責を受けた七悪魔は、あらたな誘惑の任務を遂行するべく地球へと旅立つ。悪魔の青春行進曲を歌いながら…。
 主要な罪の盟主たち各々が、籤で決められた順に中心の実行者となる。まず一番手は倨傲のルシフェル、してその標的はジル・ド・レイ男爵夫人である。時は、夫の処刑から3年後。二番手は貪欲のマンモン。舞台はローマ帝国のポンペイ…! 暴食のベルゼブルは優秀な料理人なのに、常に緑の蠅が雲のようにまわりを飛んでいる(それってどうなの…)。とか、中国の天の神々とお茶をした挙句に諍いを起こしたり、行く先々での仕事ぶりを地獄のカメラに撮らせたり(世界中の君主に扮した姿!)、悪魔たちの乗り物(セイレーン、グリュプス、猿、蛙…)が夫婦になったり結託したり…などなど、挙げたら切りがないくらい笑ったわー。
 

@rinakko 20:05
身につまされない小説ばかりを読んでいたいわけではないけれど、全く身構えていなかった時に、母娘の相剋が前面に押し出されてくる流れになると、自分の中の拒絶と嫌悪が凄まじいわ。それまでが楽しめていただけに。めそめそ。
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