本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
カレンダー
2015年5月 | ||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
![]() |
||||||||
1 | 2 | |||||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ||
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | ||
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | ||
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | ||
31 | ||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
|
goo ブログ
![にほんブログ村 本ブログへ](http://book.blogmura.com/img/book88_31_1.gif)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/8d/6f8d5b20cb6265aa7d531e46affd971b.png/imghttp://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/8d/6f8d5b20cb6265aa7d531e46affd971b.png.jpeg?)
過去の記事
カテゴリ
読んだ・国内の小説(759) |
読んだ・小説以外(587) |
読んだ・海外の小説(1474) |
my favorite things(4) |
食べた(834) |
おうちで食べた(78) |
観た(108) |
聴いた(3) |
つぶやいた(918) |
月別の読んだ本まとめ(145) |
著者別インデックス(0) |
最新の投稿
最新のコメント
読書ログ/7月15日(火)のつぶやき |
松村順/マルグリット・ユルスナール、『黒の過程』 |
りなっこ/2月25日(火)のつぶやき |
すけさん/2月25日(火)のつぶやき |
りなっこ/松浦理英子さん、『奇貨』 |
陽佑/松浦理英子さん、『奇貨』 |
りなっこ/マリオ・バルガス=リョサ、『アンデスのリトゥーマ』 |
モーラ/マリオ・バルガス=リョサ、『アンデスのリトゥーマ』 |
りなっこ/8月に読んだ本 |
きし/8月に読んだ本 |
最新のトラックバック
〈お気に入りのリンク〉
goo
最初はgoo |
待宵草子
海明さん |
ひまわり堂 本棚とその周辺
ひまわり堂さん |
学生さんの呟き
琴子さん |
☆GREEN HEART☆
ことはさん |
ゆっくりと世界が沈む水辺で
きしさん |
浅草文庫亭
showさん |
麦子さんといっしょ
麦子さん |
硝子陽、しゅすおり
別館 |
プロフィール
goo ID | |
rinakko_may![]() |
|
性別 | |
都道府県 | |
自己紹介 | |
夫と気ままな二人暮らしです。 |
検索
![rinakkoの最近読んだ本](http://book.akahoshitakuya.com/bp_image/640/4839.jpg)
gooおすすめリンク
![]() |
URLをメールで送信する |
(for PC & MOBILE) |
![]() |
![]() |
5月27日(水)のつぶやき(読んだ本、『ウイダーの副王』)
@rinakko 07:45
こ、こねこ。たまらん……。
こ、こねこ。たまらん……。
@rinakko 19:26
【ウイダーの副王/ブルース・チャトウィン】を読んだ本に追加
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ef/79838a53ca6d8f89df0a86f0b7033306.jpg)
素晴らしい読み応えだった。実在した奴隷商人をモデルに、彼の人生と末裔たちの姿が描かれている。その冒頭の場面は、一族の初代祖先ドン・フランシスコの追悼ミサだ。増殖し続けた子孫が一堂に会し、ミサのあとは毎年恒例の記念写真撮影そして豊潤な祝宴へとなだれ込む。ブラジル料理に皆で舌鼓を打ちつつ、毎度誰もが好む話題は消えたドン・フランシスコの富の行方であった。
実のところ、非情で残酷な物語を想像していたが、どうしてどうして…。
当時の奴隷海岸にのこと、奴隷販売という経済活動について知らされる内容には慄然とした。所詮そこに築かれた栄光は、如何わしく儚いものだった(それを彼だけの罪と呼ぶべきなのか…)。時代の流れは容赦なく誰かを置き去りにするし悪者にするし、ドン・フランシスコはその一人になってしまった。
人の営みのどうしようもない愚かしさ、過ちへの悔いとその果てに待ち受ける絶望や狂気…に、静かな悲哀が沁み入るように残る。そして愛おしい場面は灯火のように残る。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )