5月24日(日)のつぶやき(読んだ本、『女たち三百人の裏切りの書』)

@rinakko 06:42
【女たち三百人の裏切りの書/古川 日出男】を読んだ本に追加
 古川作品を読むのは、とても久方ぶりだった。幻惑されつつわくわく昂っていく、語りと騙りの掛け合いに翻弄されながら捕り込まれていく感覚に、「ああ、これこれこの感じ…」と、嬉しく懐かしく読み耽った。力強い独特な言葉のリズムが、乗りうつるが如く身体に伝わってきて、勝手にぐらぐら揺れてくる気がするほど。流石の面白さ。
 …にしても、宇治十帖がとんでもないことになっていく展開には、口を開けて茫然とするばかり。前半はまだ抑え気味なので、佳境へ向けてのぐぐっと押し広げられ繋がっていくスケールに眩暈した。(浮舟よ。主役たちよ。憂し… )。

@rinakko 08:07
朝から何となく、浮舟さんのことを思う。ねぶねぶ反芻…。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )