8月17日(土)のつぶやき(読んだ本、『皆川博子コレクション 3』)

@rinakko 09:02
【皆川博子コレクション3冬の雅歌 (皆川博子コレクション (3))/皆川博子】を読んだ本に追加

 嗚呼、ここにもかつての巫子がいた…と思った表題作は、海を見下ろす精神病院の療養所を舞台に、袋小路のように澱んでいく狂気や倒錯を描いた作品。看護夫とは名ばかり雑役夫として働く江馬貢、その従妹で入院患者の美於、医師天羽たか子…。鬱屈も悲憤も行き場なく、ただその狂おしさだけが増していく。つのる息苦しさの中、禍々しく妖しく揺らぐ須臾の陽炎に憑かれた。
 他、短篇もとてもよかった。とりわけ好きなのは「黒と白の遺書」と、「もうひとつの庭」。少女と血、少女と恍惚…という、背徳の情景にうとり、刺しとめられる。抑制された性の、狂った綻びが胸を衝く。


@rinakko 10:50
昨日は休肝日だったので、昼ビール待ち遠しいよう。だーなさんは地元だし、私は家にいるのじゃが…(芋)。おそよございまず。

@rinakko 18:33
これから近くのお店に呑みにくー。ぎゅるるーん。
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