8月14日(水)のつぶやき(読んだ本、『宝石の筏で妖精国を旅した少女』)

@rinakko 11:03
【宝石の筏で妖精国を旅した少女 (ハヤカワ文庫 FT ウ 6-1)/キャサリン M.ヴァレンテ】を読んだ本に追加

 “帰りたくないヒロイン”五月生まれのセプテンバーが、いざなわれるがまま妖精国へと迷い込み、果敢に突き進んで冒険を繰り広げる。過去の名作へのオマージュが散りばめられ、これは王道のファンタジーなのかな…という印象だった。
 行く先々で出会うのは、ガーゴイルの着ぐるみをかぶったノームの税関係員や、重そうな帽子の二人の魔女と人間狼、ドラゴンと呼ばれると訂正する飛竜のエーエル、石鹸で出来たゴーレム。セプテンバーが目指す万精の都は、善き女王マローの時代が終わり、厳しい侯爵の新体制によって治められていたが…。章ごとのイラストも楽しみつつ、堪能した。
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