蕎麦日和に♪ 「そば処 卓」 その4

4月19日、日曜日。晴れ。 
 今日は暑かったー。とても気持ちのよいお天気だったけれど、外を出歩いているとね…。半袖の人も見かけたよ。 

 (←広場の左端に写っているのが、大道芸人さん)  

 二日続けて元町。今日のお昼ご飯は、お気に入りの「そば処 卓」へ。
 昨日ちょっと出掛けるのが遅くなってしまったので、今日は張り切って11時前に家を出る。「これじゃあ早く着いちゃうねー」などと言いつつ、加減することを知らない私たち。

 前回と同じく開店時間前に着いてしまい、近くの商店街をうろうろしてみたものの時間を潰し切れず、お店の前の椅子に腰かけていたらお店の人に、「中でお待ちくださいー、暑いですから」と声をかけていただけた。

 すかさず出てくる蕎麦湯。あつあつの蕎麦湯を、あつあつと知りつつも、思い切ってごっくん…! すると、熱い熱い塊が一瞬で喉元を通り過ぎ、背中まで突き抜けていくのであった。焦るほど熱いのに、これが癖になるわ…。
 カウンターの端っこに、きりりと芍薬が活けられているのが見える。その品のある紅に、何度も目がいく。

 たて続けにお客さんが入ってくるのを横目に、まずはビール。
 お蕎麦やさんこそ、これよこれ(どこでも呑むけれどー)。 

 「季節のメニュー」が魅惑的な内容なので、しばし二人ともじーっと見つめてしまうのであった。
 ハマグリの入った“春のおかめそば”にもそそられるけれど、ここはやっぱり…。むむ。

 酒の肴に頼んだのは、ここでははずせない“そばずし”。
 だからもう、お蕎麦のぬめりと海苔の食感が組み合わさると絶品…。なんて、いつも言っているかも。これ、かなり良い海苔を使っているのだろうなぁ。

 前回美味しかった“天ぷら盛合わせ”を、今回も。
 茗荷とかわらびとか、春らしくて嬉しくなる。今日は抹茶塩は出なかったが、温かい天つゆが美味。
 だーさんは熱燗(いつまで熱燗?)に切り替えて、二人で存分に酒と肴を堪能したところで、おもむろにお蕎麦を頼む。

 だーさんは“太打ちあらびきそば”に、“たいめし”も付けていた。
 こしがあるというよりも、ねっちりとした噛み応え。風味も濃い。

 たいめし、少しもらったら美味しかった。

 私はもちろん、“しそ切りそば”。しそ切り、見かけたら絶対に頼もうと思っていたのだもの。
 むふふー。このまま何も付けなくても、仄かな紫蘇の香でいただけちゃう。でも私が気に入ったのは、梅肉付け。あー、美味しかったなぁ。はうん♡

 最後にもう一度出てくる蕎麦湯とデザートの果物(今日はピンクグレープフルーツだった)まで、ここにくると至れり尽くせりな時間とサービスが味わえるので、やっぱりまた来たいなーと思うのであった。ご馳走さまでした♪


 あんまりお天気がいいので、このままいつものように家に帰るのは勿体ない! 「どこか歩いていかない?」「北野でも行く?」「あ、それいいねー」。…で、北野まで足を伸ばした。あ、一駅分は地下鉄。

 あの界隈の坂を歩いているだけで汗ばみそうな陽気の中、華やかそうな結婚式もチラッと見かけたり…。
 せっかくなので、一度も入ったことのなかった「風見鶏の家」を見学。 
 ここ、中も素敵じゃないのー。華美に過ぎず壮重な造りで、調度の数々も重厚なものが多い感じ。流石はドイツ人の家。  
 一巡見学して建物から出ると、北野町広場では大道芸の真っ最中で、人が集まって賑わっていた。しかし私たちが次に向かったのは、広場の隣の喫茶店。二階の席から無声の大道芸を見下ろしつつ、ビール休憩。

 そしてビール一杯を乾す頃には大道芸も終り、私たちも次の課題へ…。
 実は、クレープ屋さんのクレープを一度も食べたことがないとだーさんが言うので、「じゃあ今度、北野でクレープデビューね!」と、前々から勝手に決めていたのだ。
 そんな訳で、「クレープあんどれ」にて。 だーさんのは“シャンテ プリン”。
 私はレギュラーの“ストロベリー”にしてみた。レギュラーは生クリーム抜きなので、つまりイチゴジャムだけ。クレープの皮に食べ応えがあったので、まあ正解だった。
 ここ、「小山荘の嫌われ者」に出てくるお店なのだが、店の前の坂の勾配が本当に凄かった。彼らはこんなところで寄り道していたのか。

 暑かったのと割と歩いたのとで、ちょっと疲れちゃったけれど、休日らしく過ごせて楽しい一日だった。気落ちしていてもしょうがないから、休日は楽しく♪ 善哉。

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