出願番号 : 特許出願2005-260148 出願日 : 2005年9月8日
公開番号 : 特許公開2006-101874 公開日 : 2006年4月20日
出願人 : 独立行政法人農業生物資源研究所 発明者 : 黄川田 隆洋 外4名
発明の名称 : 昆虫の乾燥耐性遺伝子とその利用
【課題】本発明は、昆虫の乾燥耐性タンパク質をコードするポリヌクレオチドならびにその利用方法を提供することを課題とする。
【解決手段】乾燥後のネムリユスリカ幼虫からcDNAライブラリーを作製し、ネムリユスリカのESTデータベースを構築し、LEAタンパク質をコードする遺伝子を単離した。その結果、3種類のLEA様タンパク質をコードする新規の遺伝子(PvLEA1、PvLEA2およびPvLEA3)の単離に成功した。各遺伝子から推定されるタンパク質の二次構造予測およびモチーフ検索を行なったところ、3つともLEAタンパク質の特徴であるα-ヘリックスリッチの構造およびLEA_4モチーフを有していたことから、単離した3つの遺伝子は新規のネムリユスリカ由来のLEA遺伝子であることが判明した。また、これらPvLEA1, 2及び3遺伝子を動物細胞に導入することにより、乾燥耐性を付与させることに成功した。本発明は世界で始めて昆虫からLEA遺伝子を単離した例である。
公開番号 : 特許公開2006-101874 公開日 : 2006年4月20日
出願人 : 独立行政法人農業生物資源研究所 発明者 : 黄川田 隆洋 外4名
発明の名称 : 昆虫の乾燥耐性遺伝子とその利用
【課題】本発明は、昆虫の乾燥耐性タンパク質をコードするポリヌクレオチドならびにその利用方法を提供することを課題とする。
【解決手段】乾燥後のネムリユスリカ幼虫からcDNAライブラリーを作製し、ネムリユスリカのESTデータベースを構築し、LEAタンパク質をコードする遺伝子を単離した。その結果、3種類のLEA様タンパク質をコードする新規の遺伝子(PvLEA1、PvLEA2およびPvLEA3)の単離に成功した。各遺伝子から推定されるタンパク質の二次構造予測およびモチーフ検索を行なったところ、3つともLEAタンパク質の特徴であるα-ヘリックスリッチの構造およびLEA_4モチーフを有していたことから、単離した3つの遺伝子は新規のネムリユスリカ由来のLEA遺伝子であることが判明した。また、これらPvLEA1, 2及び3遺伝子を動物細胞に導入することにより、乾燥耐性を付与させることに成功した。本発明は世界で始めて昆虫からLEA遺伝子を単離した例である。