バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

免疫力を高めて癌をたたく最新免疫細胞療法

2006年07月22日 | 医療 医薬 健康
                              
 がん治療の第四の選択肢として注目を集めている免疫療法。その中の一つ、活性化リンパ球療法(Lymphokine Activated Killar ; LAK)は、一部の大学病院が高度先進医療の承認を受けて実施されています。この治療法は、1980年代に米国国立衛生研究所(NIH)のローゼンバーグ博士が最初にはじめた免疫細胞療法で、末期癌に対する有効例が報告され注目されてきました。日本でも1980年代終わり頃から国立がんセンター、東京大学医科学研究所などで臨床応用されてきました。私も20年近く在籍した東大医科研外科で実際にLAK投与に関わっていました。>> http://www.hijirigaoka.or.jp/lak.htm

【参考資料】
出願番号 : 特許出願2004-562241 出願日 : 2003年5月7日
公表番号 : 特許公表2006-514034 公表日 : 2006年4月27日
出願人 : ヤング,デマオ(U.S.A.)発明者 : ヤング,デマオ

発明の名称 : 体外活性化免疫細胞により造血機能を刺激する

ヒト血球細胞を活性化させ、患者に与えることにより再生不良性貧血患者の骨髄の組織学構造および(または)血球数を通常レベルに回復するための実験プロトコルである。本実験プロトコルは、サイトカイン(cytokine)およびイオノフォア(ionophore)が存在する条件で血球細胞を培養することを含む。一つ強調しておきたいのは、本要約はあるルールに従って提出したものである。このルールによると、開示した技術の要約は、検索者またはその他の利用者が要約を読んですぐに該当技術の主題を分かることができなければならない。また、本要約を用いて請求項37 C.F.R. .sctn. 1.72(b)の範囲や意味を理解したり、制限したりしてはならない。

米独の共同チーム、ネアンデルタール人のゲノム解読へ

2006年07月22日 | NEWSクリッピング
ベルリン(AP) 約20万年前から約3万年前にかけて欧州や西アジアに生息したとされるネアンデルタール人のゲノム(全遺伝情報)解読を目指し、米国とドイツの研究者らが20日、共同プロジェクトに着手した。人類の脳の進化などをめぐるなぞを解く上で、大きな成果が期待される。 CNN.co.jp NEWS 2006.07.21

種子感染法によるリーフレタスへの外来遺伝子導入

2006年07月22日 | 植物&農業
秋田 求1), 梶原 久資1), 太田 喜元1)
植物工場学会誌 Vol. 16 (2004) , No. 4 December pp.215-219

A simple method of genetic transformation of leaf lettuce (Lactuca sativa L.) by infection of the seeds with Agrobacterium tumefaciens was investigated. Sterilized and water-imbibed seeds were vacuum-infiltrated with a suspension of A. tumefaciens that harbored pIG121-Hm. After co-cultivation, the shoot primodium tissue was induced on a medium that contained antibiotics, for elimination of the bacteria and selection of transgenic cells. >>J-Stage>>JOI JST.JSTAGE/jshita/16.215

土壌中微生物の遺伝子資源の効率的探索・解析技術の開発

2006年07月22日 | 菌類 細菌
土壌中に存在する有用な微生物を濃縮回収することが可能な、小型サンプリング装置の設計・製作を行いました。>> PDF >> http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/focus/16/3-2.pdf

◇土壌中微生物の遺伝子資源の効率的探索・解析プロジェクト成果普及
このプロジェクトの最も重要な目的は土壌中に存在する多様な未知微生物やそれらが有する核酸を一網打尽に獲得する技術と装置の開発である。更なる目的としては土壌中の全微生物由来遺伝子ライブラリー構築技術、有用遺伝子の探索・利用技術の開発を行うことである。これらの開発の成果として、土壌採取現場に於いて微生物採取を可能にする「携帯型小型サンプリング装置」、「ハイドロキシアパタイトコート磁気微粒子を中心とした微生物捕獲磁気微粒子」、土壌より濃縮・回収された大量の微生物からゲノムDNAを効率良く回収する「大容量核酸抽出装置」が開発された。>>NEDO技術情報DB

微生物:寒暖差が大きいモンゴルで探索 日本の研究機関

2006年07月22日 | 菌類 細菌
 医薬品開発などにつながる有用な遺伝子を持った微生物探しを、独立行政法人・製品評価技術基盤機構が今月末からモンゴルで始める。モンゴルは寒暖の差が大きく、厳しい環境に適応するためにユニークな能力を備えた微生物がいると期待されている。日本の研究機関が、モンゴルのような気候変化が激しい国で、本格的に微生物探しをするのは初めてという。>> 毎日新聞 2006年7月22日