バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

分裂酵母丸ごとのタンパク質を扱う解析系を確立

2006年07月19日 | 菌類 細菌
- ゲノム解析は「情報」から「モノ」へ -

 然るべき場所に然るべきピースをはめ込んでいくと、美しい1枚の絵が浮かび上がるジグソーパズル。実は、人間も膨大な数のピースであるタンパク質が正しい場所に配置されることで作られています。間違った場所にピースをはめ込むとパズルの絵が完成しないように、人間のタンパク質も間違った場所に移動したり、間違ったタンパク質がはまり込むと、病気になってしまいます。つまり、タンパク質のあるべき場所がわかり、その場所に配置する方法がわかれば、病気を防ぐことができると考えられます。 理化学研究所プレスリリース2006-06-26

史上最高の熱安定性を持つタンパク質を発見

2006年07月19日 | 菌類 細菌
- ”かたち”が生みだす約150℃の熱安定性 -

理研播磨研究所放射光科学総合研究センター先端タンパク質結晶学研究グループは、微生物である超好熱菌由来のタンパク質「CutA1(カットエーワン)」に着目し、そのタンパク質のある一つが熱によって壊れる温度が148.5℃であることを明らかにしました。これは、既知のタンパク質のうち最も熱安定性の高いものより、30℃近くも高い温度になり、史上最も熱安定性の高いタンパク質を発見したと言えます。>> 理化学研究所プレスリリース2006-07-13

牛海綿状脳症(BSE)と科学と二人のブッシュ

2006年07月19日 | 医薬工学 製剤 DDS
本年3月18日にオーストラリアのシドニーで行われた日米戦略対話で、在日米軍再編や国連改革、国際情勢と並んで議題とされたのが牛肉輸入再開問題だ。その際アメリカ側は、日本側の「過剰」な牛肉禁輸措置を批判したという。アメリカ産牛肉の日本への輸入停止とその再開をめぐる議論は、いまや単なる食品衛生の問題にとどまらず、日米貿易や外交ともリンクした政治問題へと発展しているのだ。 日経BP>美馬 達哉SafetyJapan 2006-03-28

高分子:産業技術総合研究所、混ぜる技術開発 世界初、ナノレベルで

2006年07月19日 | NEWSクリッピング
 異なる高分子をナノ(10億分の1)メートルレベルまで細かくし、添加物を使わずにブレンドする技術を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が世界で初めて開発した。不純物による欠陥もなく新たな高性能材料の創出が期待できるという。毎日新聞 2006年7月19日 東京朝刊

ほ乳類:コウモリは馬、犬の親類  東工大研究チーム、遺伝子レベルの新解析法で分類

2006年07月19日 | NEWSクリッピング
◇ほ乳類の進化、明らかに
 イソップ童話では、鳥でも獣でもないと仲間外れにされたコウモリ。実際にはこれまで、リスに近いほ乳類と分類されていたが、実はウマやイヌ、クマの親類だった--。東京工業大の岡田典弘教授(進化・統御学)らによる、こんな研究結果が話題を呼んでいる。遺伝子レベルまで調べる新しい解析法による分類で、ほ乳類の進化の歴史が明らかになりつつあるようだ。【大場あい】>>毎日新聞 2006年7月19日 東京朝刊

たんぱく質:情報伝達抑える物質、理研チームが発見

2006年07月19日 | NEWSクリッピング
 細胞の中で情報を伝える物質と似た振る舞いをして、本来の伝達を邪魔するたんぱく質を、理化学研究所脳科学総合研究センターなどのチームが見つけた。このたんぱく質は車のブレーキのように働き、過剰な活動を巧妙に制御している可能性があるという。毎日新聞 2006年7月19日 東京朝刊

脳に電極埋め、アーム操作 手足まひの患者で初成功

2006年07月19日 | NEWSクリッピング
米ブラウン大など
 脊髄(せきずい)損傷で手足がまひした男性患者(25)の脳に微小な電極センサーを埋め込み、コンピューターを介して、思い通りに義手を開閉させたり、ロボットアームで物をつかんで移動させたりする実験に、米ブラウン大などの研究チームが初成功した。毎日新聞 2006年7月19日 東京朝刊

ライフサイエンス研究における実験サンプル管理システム:NEC

2006年07月19日 | NEWSクリッピング
◇NEC BioPrism
  新規アザ糖誘導体およびそれを有効成分とする薬剤である。この薬剤は、ケラチノサイトの増殖性疾患の治療に有用である。
疾患診断や創薬に役立つ知見を得るアプローチとして、生体内に存在するタンパク質の種類や機能を調べるプロテオーム解析が注目されています。 プロテオーム解析 を行う際に研究者が注意を払う対象は、サンプル組織に加えて、サンプル由来情報、実験の手順や条件、装置から得られるデータ、解析結果など、多岐に渡り、量も膨大です。解析結果の信頼性を高め、新しい知見の発見を促進するには、サンプルやこのようなデータを確実に管理して、効率的に解析を行えるシステムが不可欠となっています。
http://www.sw.nec.co.jp/bio/products/bioprism.html

◇NEC、ライフサイエンス研究における実験サンプル管理システムをHMT社に納入
 NECはこのたび、ライフサイエンス研究において血液や動植物の細胞等の実験サンプル(試料)を管理するシステム「NEC BIOPRISM Sample Assistance」(バイオプリズム サンプルアシスタンス)をヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(代表取締役社長:大滝 義博、所在地:山形県鶴岡市、以下HMT社)に納入しました。
 HMT社は、慶應義塾大学先端生命科学研究所の冨田勝所長、および曽我朋義教授によって設立された慶應義塾発のベンチャー企業で、独自のメタボローム解析技術を用いて1000種類以上の代謝化合物を一斉に測定・解析する技術を有しています。主に製薬企業や食品企業に対してバイオマーカー探索などの受託解析ソリューションを提供する、メタボロミクス(注1)におけるリーディングカンパニーです。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=135932&lindID=1

ドゥーガル・ディクソン氏 インタビュー

2006年07月19日 | 医薬工学 製剤 DDS
見るだけでも驚くような未来生物を描き出したのはなぜか? 将来の厳しい環境の中で滅亡していく人類の運命をどう考えるべきなのか? そして我々は科学とどう向き合っていくべきなのか? 詳細>>朝日新聞WEB 2006-03-30 >>
WorldExplora: http://japan.discovery.com/we/we004/we01000.html