バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「オートファジーによる神経細胞内浄化の意義の解明」

2006年07月20日 | 医療 医薬 健康
~神経系特異的オートファジー欠損は神経変性疾患を誘導する~
Hara, T., Nakamura, K., Matsui, M., Yamamoto, A., Nakahara, Y., Suzuki-Migishima, R. Yokoyama, M., Mishima, K., Saito, I., Okano, H., Mizushima, N.
Suppression of basal autophagy in neural cells causes neurodegenerative disease in mice.
Nature (Published online 19 April 2006, doi:10.1038/nature04724)
オートファジーは細胞内の大規模な分解機構です。オートファジーの代表的役割としては、栄養が不足した時に細胞が自身の一部を分解することで栄養素を自給自足することが知られていました。今回は、オートファジーによる絶え間ない細胞内新陳代謝が、神経細胞内を常に新鮮な状態に保ち、その機能を保障していることを明らかにしました。
http://www.rinshoken.or.jp/BM/Nature2.html

アルツハイマー病 ホヤに予防効果 宮沢東北大教授

2006年07月20日 | 医療 医薬 健康
 ホヤなどに含まれる脂質の「プラズマローゲン」がアルツハイマー病を予防する可能性のあることが、東北大大学院農学研究科の宮沢陽夫教授(生物資源化学・生物有機化学)らの研究で分かった。健康食品などの商品化を目指し、将来的には医薬品の開発も視野に入れている。>> 河北新報2006-07-20 RIIBS Japan 技術資料DB

◇ホヤの脂質「プラズマローゲン」…東北大が研究、来年にも錠剤化
プラズマローゲンは牛の脳にも含まれるが、BSE(牛海綿状脳症)感染の恐れがある。そこで手に入りやすい海産物を調べ、ホヤやカキ、ウニなどに含まれていることを発見。とりわけ、ホヤの場合は廃棄する内臓への含有率が約0・1%と高く、有効活用できるという。 宮沢教授らは昨年8月、ベンチャー企業を設立。ホヤからプラズマローゲンを抽出する方法も開発している。また、4~5年をかけて患者への効果を確かめ、医薬品などの開発に結びつけたいとしている。>>読売新聞2006-06-01 >>RIIBS Japan>>技術資料DB
◇神経細胞死予防剤
  宮澤陽夫(日本油脂):特許公開2004-26803
◇高度不飽和脂肪酸供給組成物
  菊地 数晃ほか(焼津水産化学):特許公開2003-3190

半導体基板上に集積化マイクロウェルを形成して一度に多数の微量DNA試料についてPCRを行う装置

2006年07月20日 | からだと遺伝子
本件発明は、半導体技術を応用して、半導体基板上に集積化マイクロウェルを形成し、ごく微量のサンプルにより、非常に多数のDNA試料を一度に増幅して解析を行う事を可能とするPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)装置を提供するものであり、例えば、通常のPCR法の1/20万のごく微量のサンプルを用いて、一度に4万個の試料のPCRを行うことができる画期的なものである。 北陸先端科学技術大学院大学 >> 特許3041423

イトマキヒトデ由来ホスホリパーゼA2の遺伝子のクローン化と大腸菌による量産化

2006年07月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2000-294208 出願日 : 2000年9月27日
公開番号 : 特許公開2002-101882 公開日 : 2002年4月9日
出願人 : 北海道ティー・エル・オー株式会社 発明者 : 岸村 栄毅 外3名

発明の名称 : イトマキヒトデ由来ホスホリパーゼA2の遺伝子のクローン化と大腸菌による量産化

【課題】 イトマキヒトデのホスホリパーゼA2をコードするDNA、および該DNAが挿入されたベクター、該ベクターを保持する形質転換体、並びに該形質転換体を用いたホスホリパーゼA2の製造方法の提供を課題とする。
【解決手段】 イトマキヒトデのホスホリパーゼA2(PLA2)のアミノ酸配列を基に、RT-PCR法により該PLA2をコードするcDNAを単離し、塩基配列を決定した。該cDNAを発現プラスミドに組み込み微生物へ導入することにより、PLA2を大量に生産することが可能な系の開発に成功した。こうして得られた組換えPLA2は、ホスファチジルエタノールアミンよりもホスファチジルコリンに対し特異性が高く、さらに市販のブタ膵臓由来PLA2より比活性が高いことから、産業上非常に有用である。




キシロースイソメラーゼ遺伝子を含む組換えDNA及びその組換えDNA断片を含む形質転換微生物

2006年07月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平10-66069 出願日 : 1998年3月3日
公開番号 : 特許公開平11-243954 公開日 : 1999年9月14日
出願人 : 秋田県 発明者 : 金子 隆宏

発明の名称 : キシロースイソメラーゼ遺伝子を含む組換えDNA及びその組換えDNA断片を含む形質転換微生物

【課題】 異性化糖の効率的な製造を可能にするため、極めて高い耐酸性を示すキシロースイソメラーゼをコードする遺伝子含む組換えDNA及びその組換えDNA断片を含む形質転換微生物を提供すること。
【解決手段】 キシロースイソメラーゼ生産菌株をDNA供与体とし、そのDNA断片をベクターに結合させることによって得られる組換えDNAであって、制限酵素SacI,SalI及びSphIによる切断部位を有することを特徴とするキシロースイソメラーゼ遺伝子を含む組換えDNA並びに該組換えDNAを宿主微生物に導入して得られた形質転換微生物。

養殖イトモズクに含まれるフコイダンの化学特性(英文)

2006年07月20日 | 創薬 生化学 薬理学
Chemical Characterization of Fucoidan from Commercially Cultured Nemacystus decipiens (Itomozuku) 
  Masakuni TAKO1,et.al.,
  Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 63 (10)1813-1815 (1999)
 Fucoidan was isolated from Nemacystus decipiens KUCKUCK which is commercially cultured at the rate of about 2,000 t/year in fields of the Okinawa Islands, in Japan. The yield of fucoidan extracted by 0.1 M HCl was 0.5% (W/W) based on the wet algae. >>J-Stage>>JOI JST.JSTAGE/bbb/63.1813

ES細胞:米上院、研究費拡大法案を可決--大統領は拒否権発動へ

2006年07月20日 | NEWSクリッピング
 【ワシントン和田浩明】米上院は18日午後、難病治療や再生医療への応用が期待されるヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究への連邦資金支出を拡大する法案を賛成63票、反対37票の賛成多数で可決した。同法案は5月に下院を通過したが、ブッシュ大統領は倫理的に問題があるとして強く反対しており、就任以来初めて承認拒否権を発動する意向だ。>> 毎日新聞 2006年7月19日 東京夕刊