バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

納豆博士「半澤洵」先生

2006年07月15日 | 菌類 細菌
もともと小豆島に生まれた私が「納豆」にお目にかかったのは伊豆・大仁に住むようになったころだ。この時代、関西以西では納豆を商品としては普通はみない。 納豆は本来、稲わらに包んだ煮込んだ大豆が自然発酵して得られる伝統食品の傑作だ。いまの発泡プラスチック容器に蒸煮、殺菌して種菌摂取して純粋培養、発酵する技術が定着したのは昭和も後半のズッと後のこと。いまでもマーケットでも見かける三角経木(きょうぎ)包装の時代が中心となって現在のブームにつながってくる。 わたしの雑文Blogです。ときどき覗いてください!>詳細>>http://ameblo.jp/riibs-iwata

ヒトの完全長cDNA等を利用したタンパク質機能解析

2006年07月15日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
タンパク質機能解析・活用プロジェクト   
相互作用解析(構造情報解析)

細胞周期監視機構関連タンパク質の機能構造解析:架橋したRuvA-RuvBを含むRuvAB-DNA複合体を再構成して分岐点移動活性を測定した結果、両者の相互作用の柔軟性が反応に重要であることが予測された。NudixhydrlaseであるNUDT5に対する抗体を結合させたアフィニティーカラムを用いて、HeLa細胞抽出液よりNUDT5を含むタンパク質複合体を分離精製した。分離したタンパク質複合体の構成成分をLC/MS/MSを用いて分析し、NUDT5結合タンパク質を同定した。NEDO技術情報DB

コエンザイムQ10の新規な生産方法の開発

2006年07月15日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
高橋咲子, 門脇光一 (農業生物資源研)
ブレインテクノニュース JST資料番号:L2405A ISSN:1345-5958
No.107, Page1-4 (2005.01.15)
健康増進など生活の質の向上を目的とした組換え作物の一例として,植物を用いてコエンザイムQ10(CoQ10)を生産する新規な生産方法について紹介した。CoQ9を生産するイネに,CoQ10を作るグルコン酸菌(Gluconobacter suboxydans)由来の,デカプレニル2りん酸(10単位)合成酵素(Decaprenyl diphosphate synthase,DdsA)の遺伝子であるddsAを導入することを検討した。DdsA酵素をミトコンドリア,ゴルジ体および細胞質に配置させるよう設計した3種のDdsA発現ベクターを作成し,イネ核ゲノムに導入して遺伝子組換えイネを得た。ミトコンドリアおよびゴルジ体で発現させた組換えイネでDdsA蛋白質を高蓄積する個体が複数得られ,HPLC解析からミトコンドリア発現イネはCoQ9をほとんど含まずほぼCoQ10のみであることがわかった。DdsA酵素をイネのミトコンドリアで発現させることでCoQ10の生産が可能であると考えた。 https://pr.jst.go.jp/jdreampetit/topic17_a.html

α-リポ酸とは…

2006年07月15日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
馬場康則 (立山化成)
New Food Ind JST資料番号:F0354A ISSN:0547-0277
Vol.47, No.4, Page9-15 (2005)
α-リポ酸はビタミンと同様に補酵素として作用する物質であり,代謝製剤や強肝薬などに利用されてきた医薬品である。本物質は2004年4月,健康食品への利用が解禁となり,コエンザイムQ10やL-カルニチンに続く大型素材として,健康食品業界で注目されている。ここでは,α-リポ酸について,1)発見の経緯,2)構造と化学的性質,3)製造方法,4)生化学的役割,5)取扱い上の注意,6)識別番号と適用法規,7)従来の用途と今後の展望を論じた。
https://pr.jst.go.jp/jdreampetit/topic17_a.html

α-リポ酸のダイエットおよび美容機能

2006年07月15日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
杉下朋子, 下田博司 (オリザ油化)
New Food Ind JST資料番号:F0354A ISSN:0547-0277
Vol.47, No.4, Page16-20 (2005.04.01)
α-リポ酸はコエンザイムQ10やL-カルニチンと同様に,食品への利用が可能となった含硫化合物である。α-リポ酸は食欲抑制,抗肥満作用,生体内抗酸化作用などをもつことが知られている。ここでは,ダイエットや美容の観点からα-リポ酸の機能性を評価した結果を紹介した。α-リポ酸はダイエット分野では筋肉細胞の増加作用や脂肪細胞の分化抑制作用,美容分野ではメラニン生成抑制作用や線維芽細胞の増殖抑制作用をもっていた。
https://pr.jst.go.jp/jdreampetit/topic17_a.html

第二販売促進段階のコエンザイムQ10

2006年07月15日 | 医療 医薬 健康
(原標題は英語)
山本順寛 (東京工科大 バイオニクス)
オレオライフサイエンス部会セミナー JST資料番号:L2170B
Vol.2nd, Page21-27 (2004)
ミトコンドリアのATP産生に不可欠な補酵素であるコエンザイムQ10について解説し,今後の普及活動の課題について述べた。HMG-CoAの還元によるメバロン酸を経由してコエンザイムQ10は生合成される。コエンザイムQ10は抗酸化物質としても重要であるが,加齢と伴に細胞内濃度は減少する。日本では2001年からコエンザイムQ10のサプリメントとしての利用が認められた。

コエンザイムQ10の変異原性

2006年07月15日 | 医療 医薬 健康
英文標題:Mutagenicity of Coenzyme Q10
IKEDA Kazutaka, SUZUKI Yoshio, YOSHIMURA Ikuo (Nisshin Pharma Inc., Tokyo, JPN) :J Nutr Sci Vitaminol Vol.51, No.1, Page45-47 (2005)
JST資料番号:F0733A
有機合成コエンザイムQ10(CoQ10)の変異原性をS9ミックスの存在下及び非存在下のAmes試験により測定した。試験株に,ネズミチフス菌TA98,TA100,TA1535,及びTA1537,及び大腸菌WP2 uvr Aを用いた。CoQ10は試験したいずれの株のいずれの用量においても変異原性を示さなかった。それゆえ,有機合成CoQ10は変異原性を持たないと判断された。(翻訳著者抄録) https://pr.jst.go.jp/jdreampetit/topic17_a.html

コエンザイムQ10の市場動向

2006年07月15日 | 医療 医薬 健康
マーケット情報 コエンザイムQ10の市場動向
ファインケミカル Vol.34, No.6, Page55-60 (2005)
医薬品としての歴史があり,2001年には食品の原材料として認められたコエンザイムQ10の市場状況を解説した。当初の疲労回復,心機能強化から美容やダイエットにターゲーットを拡大するに伴い,この3年で100億円市場に急成長した。日本メーカ4社がその80%を生産しているが,日本国内に加えて,米国での消費の急拡大によって,完全に供給不足状態になっているとした。https://pr.jst.go.jp/jdreampetit/topic17_a.html

水中プロテオバクテリアの採取方法

2006年07月15日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-139373 出願日 : 2004年5月10日
公開番号 : 特許公開2005-318837 公開日 : 2005年11月17日
出願人 : 株式会社海洋バイオテクノロジー研究所 発明者 : 廣瀬 美奈 外5名

発明の名称 : 水中プロテオバクテリアの採取方法

【課題】 水中に存在するプロテオバクテリアを効率的に採取する手段を提供する。
水中に存在するプロテオバクテリアの中には、ポリフェノール資化菌など産業上有用な細菌が多いが、これまでプロテオバクテリア選択的、効率的に採取する方法は知られていなかった。
【解決手段】 植物エキス含有培地を含浸させた担体を水中に設置し、前記担体に付着した微生物を回収することを特徴とする水中プロテオバクテリアの採取方法。

出願番号 : 特許出願2002-147108 出願日 : 2002年5月22日
公開番号 : 特許公開2003-334064 公開日 : 2003年11月25日
出願人 : 株式会社海洋バイオテクノロジー研究所 発明者 : 安元 美奈 外3名

発明の名称 : 水中微生物の採取方法

【課題】 水中にわずかしか存在しない菌であっても容易に採取でき、また、特定の機能を持つ微生物を優先的に採取できる方法を提供する。
【解決手段】 培地を含浸させた担体を水中に設置し、前記担体に付着した微生物を回収することを特徴とする水中微生物の採取方法。

CoQ10,L-カルニチン,α-リポ酸,クレアチンの食品への利用

2006年07月15日 | 医療 医薬 健康
生理機能成分とその働き 新たな食品素材:エネルギー代謝に必須の生体内成分 CoQ10,L-カルニチン,α-リポ酸,クレアチンの食品への利用
柴田健次 (日清ファルマ 開発部)
食品と科学 :Vol.47, No.6, Page73-83 (2005)
CoQ10は生体内で生合成される補酵素で,加齢と共に生体内の量が減少する。CoQ10はミトコンドリアに多く分布し,エネルギー産生促進と過酸化脂質の生成抑制の働きをしている。L-カルニチンは,長鎖脂肪酸のミトコンドリアへの運搬の役割を果たし,脂肪燃焼に寄与している。α-リポ酸は,糖代謝の補酵素として,また,抗酸化物質として作用している。クレアチンはエネルギー代謝に関連し,スポーツ栄養及び高齢者の筋力アップへの有効性が注目されている。