バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

メタボローム研究:CE-MSを用いた細胞内代謝物質の大規模解析

2006年07月31日 | 医療 医薬 健康
 近年、モデル生物でゲノムの全塩基配列を解読することに成功し、トランスクリプトーム、プロテオームの大規模研究が盛んである。研究の現場では遺伝子の発現からタンパク質、代謝物質までの網羅的な解析とシステム生物学が、生命現象の理解には不可欠であることが再認識されつつある。
そんな中、代謝物質を網羅的に測定するメタボローム解析が注目を集めている。
 培養.com >> http://www.baiyou.jp/doc_files/page/column/0014.html
  
◇メタローム解析で急性肝炎のバイオマーカーを発見
 新規に開発したメタボローム(細胞内の全代謝物の総称)測定法を用いて、アセトアミノフェンによって引き起こされる急性肝炎の血中バイオマーカーを発見しました。アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬として広く使われていますが、大量摂取すると劇症肝炎を誘発することが知られており、米国では毎年100人以上がアセトアミノフェン中毒で死亡しています。 慶應義塾大学環境情報学部・先端生命科学研究所News 2006-04-12

◇キャピラリー電気泳動による陰イオンの一斉分析法に関する研究
 曽我 朋義: 分析化学: Vol. 49, p.645 (2000) .
 JOI JST.JSTAGE/bunsekikagaku/49.645

サルで鳥インフルのワクチン実験 滋賀医大など

2006年07月31日 | 医療 医薬 健康
 カニクイザルを高病原性鳥インフルエンザH5N1型の強毒性ウイルスに感染させ、開発したワクチンの効果を実験することを、北海道大と滋賀医大が決めた。
霊長類のサルを使った感染実験で解明が期待され、ワクチンの予防効果が確認できれば、ヒトへの応用も近づく。中日新聞2006-07-30
岩手日報 - 2006年7月29日

無細胞系タンパク質合成におけるミクロソーム膜添加による翻訳後修飾方法

2006年07月31日 | 海洋 水産
出願番号 : 特許出願2003-385538 出願日 : 2003年11月14日
公開番号 : 特許公開2005-143392 公開日 : 2005年6月9日
出願人 : 国立大学法人山口大学 外1名 発明者 : 内海 俊彦 外2名

発明の名称 : 無細胞系タンパク質合成におけるミクロソーム膜添加による翻訳後修飾方法

【課題】 無細胞系タンパク質合成における新規な翻訳後修飾方法ならびに当該翻訳後修飾反応を利用した新規な無細胞系タンパク質合成方法の提供。
【解決手段】 節足動物由来の抽出物を含有する無細胞系タンパク質合成用抽出液を用いる無細胞系でのタンパク質合成方法であって、翻訳反応を哺乳動物由来のミクロソーム膜の存在下で行うことを特徴とする方法。

出願番号 : 特許出願2003-384387 出願日 : 2003年11月13日
公開番号 : 特許公開2005-143368 公開日 : 2005年6月9日
出願人 : 株式会社島津製作所 外1名 発明者 : 遠藤 幸喜 外2名

発明の名称 : 無細胞系タンパク質合成におけるミクロソーム膜添加による翻訳後修飾方法

【課題】 無細胞系タンパク質合成における新規な翻訳後修飾方法ならびに当該翻訳後修飾反応を利用した新規な無細胞系タンパク質合成方法の提供。
【解決手段】 無細胞系タンパク質合成用抽出液を用いる無細胞系でのタンパク質合成方法であって、翻訳反応を節足動物由来のミクロソーム膜の存在下で行うことを特徴とする方法。

昆虫GABA受容体遺伝子

2006年07月31日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2003-388090 出願日 : 2003年11月18日
公開番号 : 特許公開2005-143434 公開日 : 2005年6月9日
出願人 : 三井化学株式会社 発明者 : 尾添 嘉久 外5名

発明の名称 : 昆虫GABA受容体遺伝子

【課題】ハスモンヨトウのγ-アミノ酪酸受容体遺伝子を発現する細胞を構築し、これを利用して当該受容体に作用するアゴニスト或いはアンタゴニストをスクリーニングすることにより、ハスモンヨトウ等の害虫に有効な殺虫剤を見出す。
【解決手段】ハスモンヨトウよりγ-アミノ酪酸受容体サブユニットの遺伝子をクローニングし、昆虫細胞内で発現させることによりGABA受容体様のイオンチャンネルが形成される。

ヒト抗体λ軽鎖遺伝子を含むヒト人工染色体、および子孫伝達可能な該ヒト人工染色体を含む非ヒト動物

2006年07月31日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2005-142475 出願日 : 2005年5月16日
公開番号 : 特許公開2005-230020 公開日 : 2005年9月2日
出願人 : 麒麟麦酒株式会社 外1名 発明者 : 黒岩 義巳 外3名

発明の名称 : ヒト抗体λ軽鎖遺伝子を含むヒト人工染色体、および子孫伝達可能な該ヒト人工染色体を含む非ヒト動物

【課題】 本発明は、次世代に高効率で子孫伝達可能なヒト人工染色体とその利用方法に関する。
【解決手段】 (a)再配列されていないヒト抗体重鎖遺伝子座、(b)再配列されていないヒト抗体κ軽鎖遺伝子座、および(c)再配列されていないヒト抗体λ軽鎖遺伝子座を保持するヒト抗体産生マウスであって、(a)、(b)および(c)の少なくとも一つがヒト由来染色体断片上に保持されており、(a)、(b)および(c)の少なくとも一つがマウス染色体に挿入されており、さらに少なくとも内因性重鎖の両アレルおよび内因性κ軽鎖の両アレルが不活性化されており、該マウスの血清中にヒト抗体重鎖、ヒト抗体κ軽鎖、およびヒト抗体λ軽鎖を発現する、前記マウス。