バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「糞便移植療法」という新しい治療法

2017年02月10日 | 医療 医薬 健康

「糞便移植療法」という新しい治療法に取り組んでいます。 腸内フローラに健康な人の腸内細菌を注入し、腸炎などの症状を改善

日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2015.05.07
千葉大学

糞便移植療法は、健康な人の便と生理食塩水を混ぜて液体化したものを、内視鏡を使って患者の腸内に注入するという新しい治療法です。正常な腸内細菌を患者の腸内フローラ(腸内細菌が多数集まっている場所)に注入することにより、感染性腸炎、炎症性腸疾患など抗生物質や既存の薬剤では治療の難しい腸炎の症状改善を目指します。
https://research-er.jp/articles/view/34624

ガン細胞の「遊走」を食い止める新技術の開発

2017年02月10日 | 癌 ガン がん 腫瘍


日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.02.10
沖縄科学技術大学院大学

イェ・ジャン准教授が率いるOIST生体模倣ソフトマターユニットの研究者らが開発したのが、ガン細胞膜上の脂質ラフト※1を標的にする技術です。

脂質ラフトは、細胞膜内で自由自在に浮かんでおり、細胞内外の情報伝達を担うドメインとされています。脂質ラフトは、細胞内部に複雑なネットワーク状の線維構造を形成する細胞骨格と結合しており、細胞骨格系は細胞遊走に必要であることがわかっています。このことから脂質ラフトを標的とすることは細胞遊走を制御、阻害する上で、理にかなっているのです。
https://research-er.jp/articles/view/55265

精子幹細胞の分化と自己複製を両立する新たなメカニズムの発見

2017年02月10日 | 細胞と再生医療

精子幹細胞の分化と自己複製を両立する新たなメカニズムの発見
〜幹細胞は分化シグナルからどのように守られるのか〜

日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.02.10
筑波大学 基礎生物学研究所

長期間にわたって多くの精子を作ることは、私たちが子孫を残して命を伝えるための重要な営みで、大もととなる「精子幹細胞」の働きによって支えられています。基礎生物学研究所の徳江萌研究員(元総合研究大学院大学 大学院生)、吉田松生教授らと、筑波大学、横浜市立大学などの研究グループは、マウス精子幹細胞の分化を促すシグナル分子を明らかにし、さらに、一部の幹細胞でこのシグナル分子の作用を弱めることで幹細胞を残すという新たなメカニズムを発見しました。
https://research-er.jp/articles/view/55276

癌の迅速診断と治療薬の合成を同時に行うシステムを開発

2017年02月10日 | 癌 ガン がん 腫瘍

癌の迅速診断と治療薬の合成を同時に行うシステムを開発
~DNAコンピューティングのセラノスティクス展開に向けて~

日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.02.10
東京農工大学

国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院生命機能科学部門の川野竜司テニュアトラック特任准教授と同大学大学院生 平谷萌恵、大原正行のグループは、DNA を用いて情報処理を行う「DNA コンピューティング技術」と一分子の DNA を検出できる「ナノポア(注1)」を用いて、癌の診断と治療薬の合成を同時に行うシステムを開発しました。本システムでは、癌の次世代早期診断マーカーであるマイクロ RNA を DNA コンピューティング技術で検出することで癌の診断を行うと同時に、マイクロ RNA の情報から癌の治療薬となるアンチセンス DNA(注2)を治療に十分な量まで合成することが可能です。さらにナノポアを用いることで、アンチセンス DNAの合成を迅速に確認でき、追加の修飾反応も不要です。本技術は患者の傍で検査する「point-of-care testing」のような癌の簡易診断や、診断と治療を同時に行う「セラノスティクス」への応用が期待されます。
https://research-er.jp/articles/view/55274


「タンパク質を固定化できる高分子」の精密合成に成功 

2017年02月10日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

「タンパク質を固定化できる高分子」の精密合成に成功 
~病気を自分で早期に発見できる社会の実現へ~

日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.02.10
東京農工大学

東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門の村上義彦准教授と同大学院博士後期課程在籍の木ノ下恵太大学院生の研究グループは、「タンパク質を固定化できる高分子」の精密な合成と材料化に成功しました。この技術によって特定の分子と結合するタンパク質(例えば抗体など)を固定化した高分子は、高感度な病気診断を可能にする次世代バイオセンサーの実現に貢献することができます。バイオセンサーの素材として利用可能なこのような機能性高分子の開発は、「自宅に備わった簡便なバイオセンサーによって、誰でも簡単に自己診断できる社会(=病気を自分で早期に発見できる社会)」の実現につながると期待されます。
https://research-er.jp/articles/view/55273


「布」による細胞培養基材「ファイバー・オン・ファイバー」を開発

2017年02月10日 | 医療 医薬 健康

「布」による細胞培養基材「ファイバー・オン・ファイバー」を開発、ヒトES細胞やiPS細胞の大量培養に期待

バイオの杜 2017年2月10日 バイオニュース/研究・開発,

世界で初めて「布」による細胞培養法を開発したと、京都大やグンゼの研究チームが科学誌「バイオマテリアルズ」で発表しました。ES細胞やiPS細胞を効率的に大量培養することが可能だとしています。
http://pat.intellectual-info.com/bio-mori/news/28386/

STAP細胞 NHK番組にBPOが再発防止を勧告

2017年02月10日 | NEWSクリッピング

NHKが3年前に放送したSTAP細胞の問題を検証した報道番組で、理化学研究所元研究員の小保方晴子氏が人権を侵害されたと申し立てたことについて、BPO=放送倫理・番組向上機構の委員会は「名誉毀損の人権侵害が認められる」として、NHKに対し、再発防止に努めるよう勧告しました。 NHKニュースweb.,2017年2月10日

トリペプチド以上のペプチドの製造方法

2017年02月10日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
出願人: 味の素株式会社
発明者: 横関 健三, 鈴木 園子, 原 誠一, 阿部 巧

出願 JP2003009466 (2003/07/25) 公開 WO2004011652 (2004/02/05)

【要約】本発明は、複雑な合成方法を経ることなく、簡便かつ高収率で安価に、トリペプチド以上のペプチドを製造することができる方法を提供することを課題とする。本発明者らは、エンペドバクター属またはスフィンゴバクテリウム属に属する細菌からペプチドを効率良く生成する新規酵素を見出した。本発明では、当該酵素を、カルボキシ成分およびアミン成分に作用させて、トリペプチド以上のペプチドを生成する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2004011652/

抗ヒトプリオン抗体

2017年02月10日 | 医療 医薬 健康
出願 2004-174045 (2004/06/11) 公開 2005-023074 (2005/01/27)


出願人: 株式会社ベネシス, 日本赤十字社, 日本製薬株式会社, 日本臓器製薬株式会社, 財団法人化学及血清療法研究所
発明者: 前野 英毅, 緒方 洋一, 松尾 宇人, 内木 充, 中田 勲, 鈴木 正司, 森田 将典, 大水 章正

【要約】【課題】 ヒトの異常型プリオン蛋白質に結合する抗体およびその調製方法を提供する。
【解決手段】 ヒトプリオン蛋白質と結合する抗体であって、特定の配列における所定のアミノ酸配列またはその一部の配列がエピトープの構成部分として含まれることを特徴とする前記抗体、その調製方法、該抗体を使用する異常型プリオン蛋白質検出システム。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2005023074/

審査最終処分:未審査請求によるみなし取下