「タンパク質を固定化できる高分子」の精密合成に成功
~病気を自分で早期に発見できる社会の実現へ~
日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.02.10
東京農工大学
東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門の村上義彦准教授と同大学院博士後期課程在籍の木ノ下恵太大学院生の研究グループは、「タンパク質を固定化できる高分子」の精密な合成と材料化に成功しました。この技術によって特定の分子と結合するタンパク質(例えば抗体など)を固定化した高分子は、高感度な病気診断を可能にする次世代バイオセンサーの実現に貢献することができます。バイオセンサーの素材として利用可能なこのような機能性高分子の開発は、「自宅に備わった簡便なバイオセンサーによって、誰でも簡単に自己診断できる社会(=病気を自分で早期に発見できる社会)」の実現につながると期待されます。
https://research-er.jp/articles/view/55273