日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.02.10
沖縄科学技術大学院大学
イェ・ジャン准教授が率いるOIST生体模倣ソフトマターユニットの研究者らが開発したのが、ガン細胞膜上の脂質ラフト※1を標的にする技術です。
脂質ラフトは、細胞膜内で自由自在に浮かんでおり、細胞内外の情報伝達を担うドメインとされています。脂質ラフトは、細胞内部に複雑なネットワーク状の線維構造を形成する細胞骨格と結合しており、細胞骨格系は細胞遊走に必要であることがわかっています。このことから脂質ラフトを標的とすることは細胞遊走を制御、阻害する上で、理にかなっているのです。
https://research-er.jp/articles/view/55265