バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「過酷環境を超省エネで克服か」 青森沖の海底下、46万年前地層の微生物 

2011年10月13日 | 生命科学 生物誌
 青森県・八戸沖の海底下にある約46万年前の地層から、生きた微生物を大量に採取することに海洋研究開発機構などのチームが成功し11日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。微生物は極めてゆっくりエネルギーを消費しており、チームは「過酷な環境を“超省エネ”で乗り切っているのだろう」としている。

 チームは平成18年、地球深部探査船「ちきゅう」で八戸沖の水深約1200メートルの海底を掘削。海底から深さ約200メートルの約46万年前の地層から、単細胞の微生物を採取して培養した。

 多くは未知の微生物とみられ、大きさは0・5~1マイクロメートル。養分を与え質量分析計で測定したところ、約8割が養分を取り込み、生きていることが確認できた。

 チームは養分の取り込みに使うエネルギーを節約して生命機能を維持し、数百~数千年間隔で代を重ねた可能性もあるとみている。MSN産経ニュース 2011-10-11

生命史上の「大事件」23億年前に 酸素の濃度、急上昇
  朝日新聞(Web版)2011-10-12

世界の結核感染者、最低の880万…WHO報告

2011年10月13日 | 医療 医薬 健康
世界保健機関(WHO)は11日、結核に関する年次報告を発表し、昨年の世界の結核感染者は1997年の調査開始以来、最も少ない約880万人だったと明らかにした。
 結核による昨年の死者数は約140万人で、最多だった2003年の約180万人に比べ約40万人少なかった。読売新聞(web版) 2011-10-12

iPS細胞、遺伝病治療にも有効か 英などの研究チーム

2011年10月13日 | 細胞と再生医療

iPS細胞を使った遺伝病の治療の試み

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った遺伝病治療に道を開く成果を、英国などのチームが13日付の英科学誌ネイチャー(電子版)で発表する。遺伝病の患者自身の細胞から作られるiPS細胞には通常、病気の原因遺伝子が含まれているため、培養して患者に戻しても治療できないが、今回チームは遺伝子改変技術を使い、原因遺伝子を正常な遺伝子に変えることができたという。朝日新聞(Web版)2011-10-13

フコイダン特異抗体及びそれを用いたフコイダンの免疫学的定量方法

2011年10月13日 | 健康・栄養機能性成分

出願番号 : 特許出願2008-228418 出願日 : 2008年9月5日
公開番号 : 特許公開2010-75052 公開日 : 2010年4月8日
出願人 : 国立大学法人神戸大学 外3名 発明者 : 金沢 和樹 外1名

【課題】フコイダン特異モノクローナル抗体、特にフコイダンに対して反応し、アルギン酸及びラミナリンに対して実質的に反応しない、フコイダン特異モノクローナル抗体の提供、及び該フコイダン特異モノクローナル抗体を用いることを特徴とするフコイダンの免疫学的定量方法及びそのためのキットの提供。
【解決手段】フコイダンを抗原として免疫した哺乳動物由来の脾臓細胞と、哺乳動物由来のミエローマ細胞との細胞融合により形成されるハイブリドーマにより産生されるモノクローナル抗体。ekouhou 特許公開・明細書(全文)
昆布フコキサンチンを利用した食べ易い微粉末食品の開発
http://brain.naro.affrc.go.jp/tokyo/gijutu/22seika/04konbu.pdf

自然免疫調整作用を有する組成物

2011年10月13日 | 健康・栄養機能性成分

出願番号 : 特許出願2006-345479 出願日 : 2006年12月22日
公開番号 : 特許公開2008-154488 公開日 : 2008年7月10日
出願人 : 森山 雅美 発明者 : 森山 雅美
発明の名称 :自然免疫機能性飲食物

【課題】自然免疫調整作用を有する組成物を含有する自然免疫機能を有する飲食物を提供することを課題とし、特に、自然免疫調整機能性物質として冬虫夏草の抽出エキス又は乾燥粉末を含有し、更にビタミンD3並びにイソロイシンを含有する自然免疫機能性飲食物を提供すること。
【解決手段】少なくとも冬虫夏草の抽出エキス又は乾燥粉末、ビタミンD3、トレハロース及びイソロイシンからなる免疫調整作用を有する性組成物を含有することを特徴とする自然免疫機能性飲食物であり、冬虫夏草の抽出エキス又は乾燥粉末を、ヒトに対する摂取量として、1日量が5g/60kgまで含有することを特徴とする自然免疫機能性飲食物である。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

冬虫夏草の突然変異体及びその変異体の培養法

2011年10月13日 | 健康・栄養機能性成分

出願番号 : 特許出願2007-201235 出願日 : 2007年8月1日
公開番号 : 特許公開2009-34045 公開日 : 2009年2月19日
出願人 : 国立大学法人福井大学 発明者 : 榊原 三樹男 外1名

【課題】冬虫夏草の変異株の製造方法、及びそれを利用してコルジセピンを高生産する方法の提供。
【解決手段】冬虫夏草の菌糸体に高エネルギーのイオンビームを照射し、当該照射処理を行った菌糸体の中から親株と菌学的性質、特に生理活性物質の生産能の異なる変異株を選抜する。さらにその中から、有効成分コルジセピンを高効率で生産する変異株を選抜し、得られた高生産株を、最適条件下で培養することで、コルジセピンの高生産を可能とする方法。ekouhou 特許公開・明細書(全文)