出願番号 : 特許出願2011-28242 出願日 : 2011年2月14日
公開番号 : 特許公開2011-92212 公開日 : 2011年5月12日
出願人 : 株式会社日立製作所 発明者 : 小林 豊茂 外1名
【課題】細胞播種や培地交換などで細胞懸濁液や培地を培養容器へ供給する流路において、供給処理後に放置すると、流路内に残存した細胞懸抱液や培地の中の細胞やタンパク質、糖類が固化し、流路内部のつまりの原因になる。そこで、洗浄液で流路内部をすべて洗浄し、流路内の残留液を完全に排除する機構を設け、その流路洗浄方法を確立することが課題となっている。
【解決手段】一つもしくは複数の培養容器へ培養液を供給する流路と継ぎ手が接続した継ぎ手機構の下部に受け皿状の廃液受けを設ける。流路内の残存培地や洗浄液はその廃液受けで回収して、外部にある廃液入れへ送る。ただし、廃液受けへ液を送る際には流路先端部から先は開放系となっているため、万が一外部から菌やホコリ、洗浄できなかった培地などが内部に入り込んで流路を汚染することがないよう、すべての液は廃液受けに向かう一方向にしか流れない構成とした。
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