バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

哺乳動物治療剤としての植物PR-5タンパク質

2010年04月28日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2007-533697 出願日 : 2005年9月27日
公表番号 : 特許公表2008-514626 公表日 : 2008年5月8日
出願人 : パーデュー・リサーチ・ファウンデーション 発明者 : ブレッサン, レイ, エー. 外1名

 レクチン様バレルドメインを有するPR-5ファミリーのタンパク質は、レセプター結合を介して酵母においてアポトーシスを制御する。レクチン様βバレルドメインを有するPR-5タンパク質に特異的に結合するレセプターは、哺乳動物アディポネクチンレセプターと相同であることが見出されており、このようなPR-5タンパク質は、アディポネクチンの機能的ホモログとして作用し、哺乳動物においてアディポネクチン応答を制御できる。レクチン様βバレルドメインを有するPR-5タンパク質(例えば、オスモチン)は、アディポネクチンレセプター媒介性の代謝経路の活性化又は阻害の結果である、哺乳動物における状態の治療において使用できる。レクチン様βバレルドメインを有するPR-5タンパク質、このようなタンパク質をコードする核酸及びこのようなタンパク質に特異的に結合するレセプターは、哺乳動物において使用するための新規治療剤のスクリーニング及び合理的設計においても使用できる。e-kouhou 特許公開・明細書

糖尿病や肥満の治療のみならず予防にも有効な、糖尿病及び/又は肥満の治療・予防剤

2010年04月28日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2005-122315 出願日 : 2005年4月20日
公開番号 : 特許公開2006-249064 公開日 : 2006年9月21日
出願人 : 株式会社バイオマーカーサイエンス 発明者 : 上野 有紀 外2名

発明の名称 : 糖尿病及び/又は肥満の治療・予防剤、抗糖尿病及び/又は抗肥満作用の評価方法及び評価用キット、並びに、抗糖尿病及び/又は抗肥満物質のスクリーニング方法及びスクリーニング用キット

【課題】 糖尿病や肥満の治療のみならず予防にも有効な、糖尿病及び/又は肥満の治療・予防剤を提供する。
【解決手段】 ジンゲロール類を有効成分として含有する糖尿病及び/又は肥満の治療・予防剤は、TNF-αの発現量上昇に起因するアディポネクチン発現量低下を特異的に阻害・防止し、TNF-αの発現量が低い正常時にはアディポネクチン発現量を上昇させない。本発明の糖尿病及び/又は肥満の治療・予防剤は、日常的に摂取することができ、糖尿病や肥満の予防に有効である。成熟脂肪細胞におけるアディポネクチンの発現量を指標とした抗糖尿病及び/又は抗肥満作用の評価方法及び評価用キット、並びに、抗糖尿病及び/又は抗肥満物質のスクリーニング方法及びスクリーニング用キットも提供される。 e-kouhou 特許公開・明細書

インスリン感作薬での処置に対する反応者を識別する方法

2010年04月28日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2006-538465 出願日 : 2004年11月4日
公表番号 : 特許公表2007-510906 公表日 : 2007年4月26日
出願人 : メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド 外1名 発明者 : ワーグナー,ジヨン・エイ 外2名

インスリン抵抗性のまたは2型糖尿病に関連した1つまたはそれ以上の疾病の治療的処置に対する反応者である患者は、その治療的処置開始前にその患者の組織(通常は血漿または血清)中のHMWアディポネクチンの量および全アディポネクチンまたはLMWアディポネクチンの量を測定し;その後、その治療的処置を開始し;最後に、その治療的処置の開始後、その患者の血漿または血清中のHMWアディポネクチンの量および全アディポネクチンまたはLMWアディポネクチンいずれかの量を1回またはそれ以上測定する方法により識別することができる。この治療的処置開始後にHMWアディポネクチンの量の全アディポネクチンまたはLMWアディポネクチンの量に対する比率が増加した場合、その患者は、この治療的処置に対する反応者であると予測される。 e-kouhou 特許公開・明細書

疾患および状態の治療のためのグリポネクチン(グリコシル化アディポネクチン)

2010年04月28日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2007-545404 出願日 : 2005年12月8日
公表番号 : 特許公表2008-523057 公表日 : 2008年7月3日
出願人 : プロテミックス コーポレイション リミティド 発明者 : クーパー,ガース ジェイムズ スミス

発明の名称 : 本発明は、一般的に、例えば、治療上有効量の本発明のグリポネクチンポリペプチド、アゴニスト、および/または核酸構築物を含む組成物の投与によって改善、緩和、または軽減される状態、疾患、および障害の予防および治療のための方法に関する。 e-kouhou 特許公開・明細書

大豆イソフラボンによるインスリン抵抗性の克服

2010年04月28日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
大豆イソフラボンによるインスリン抵抗性の克服とトランスクリプトーム
およびプロテオーム解析による機構解明(第一報)
矢ヶ崎一三,末安俊明・河 秉瑾・長岡真聡・米澤貴之・加藤久典
大豆たん白質研究 Vol.12 通巻第30巻 2009
http://www.fujioil.co.jp/daizu/report/pdf/030/30_03.pdf

ジアゼパム結合阻害物質(DBI)遺伝子の多型解析

2010年04月28日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2007-157189 出願日 : 2007年6月14日
公開番号 : 特許公開2008-306966 公開日 : 2008年12月25日
出願人 : 学校法人麻布獣医学園 発明者 : 岩橋 和彦 外1名

発明の名称 : ジアゼパム結合阻害物質(DBI)遺伝子の多型解析

【課題】本発明は、不安障害の発現との関連性が示唆されているDBIにおける多型と不安障害に含まれるアルコール依存症との関連性を明らかにし、不安障害の判定方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の発明者らは、ジアゼパム結合阻害物質(DBI)遺伝子の遺伝子多型を解析し、アルコール依存症等の不安障害との関連性を調べた結果、DBI遺伝子における特定の多型対立遺伝子頻度が、不安障害と有意に関連性を有していることを明らかにし、そしてその不安障害と関連している多型対立遺伝子頻度を簡便に判定することができる方法を見いだし、本発明を完成するに至った。具体的には、DBI遺伝子の特定の多型対立遺伝子頻度を検出することからなる、不安障害の判定方法を提供する。本発明においては、また、DBI遺伝子の特定の多型を検出するためのプライマーもまた、提供する。 J-Store >> 特許コード P10P005934

ヒトB細胞とマウス骨髄腫細胞の細胞融合によるヒト単クローン性免疫グロブリンの作製

2010年04月28日 | 細胞と再生医療
坂東 由紀,五十嵐 宗雄, 大谷 英樹
日本臨床免疫学会会誌, Vol. 14 (1991) No. 6 pp.621-625
ヒト型単クローン性免疫グロブリンを確立するために,ヒトB細胞とマウス骨髄腫細胞の細胞融合を行い,ヒト-マウスヘテロハイブリドーマを作製した.ヒトB細胞には,末梢血由来のEBウイルス形質転換細胞と,末梢血および扁桃組織由来のpokeweed mitogen (PWM)刺激リンパ芽球を用いた.これらをマウス骨髄腫細胞P 3 X 63 Ag 8.653と細胞融合し,得られたハイブリドーマから分泌された免疫グロブリンイソタイプを検討した. [ 抄録 ][ 全文PDF(281K) ]

細胞性免疫及び細胞抗体

2010年04月28日 | 医療 医薬 健康
倉茂 達徳,木村 裕一, 佐川 孟三
北関東医学, Vol. 17 (1967) No. 2 pp.100-105
Salmonella enteritidisの生菌により過免疫を受けたマウス (強力生菌免疫マウス) は, 同じ菌の強毒株の感染に対して強い感染死防禦能を獲得している。正常マウス又は死菌ワクチンで免疫されたマウスの単核喰細胞は, 組織培養下でのS.enteritidis強毒株の感染に対して抵抗性がなく, 細胞内での菌の増殖を許し, 細胞の崩壊を起すのに対し, 強力生菌免疫マウスの腹腔, 肝及び皮下から取り出された単核喰細胞は, 血清抗体の関与無しに, 菌感染に対して抵抗性を持ち, 細胞内での菌の増殖を阻止し, 細胞の崩壊を免がれる。この様な細胞の菌感染に対する抵抗を細胞性免疫と呼んでいる。 [ 抄録 ][ 全文PDF(972K) ]