バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

核酸類縁体並びに診断薬および分析方法におけるその使用方法

2008年03月23日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2003-15384 出願日 : 1992年5月22日
公開番号 : 特許公開2003-235590 公開日 : 2003年8月26日
出願人 : ブカルト、ドルテ 外3名 発明者 : ブカルト、オーレ 外3名

発明の名称 : 核酸類縁体並びに診断薬および分析方法におけるその使用方法

一つまたはそれ以上の化学的または微生物的個体単位についてその捕捉、認識、検出、同定または定量化に使用する核酸類縁体であって、(a)主鎖に沿ったそれぞれ空間を置いた異なる位置において複数のリガンドを有するポリアミド主鎖から構成されるペプチド核酸(PNA)において、前記リガンドがそれぞれ独立して天然の核酸塩基、非天然の核酸塩基または核酸塩基結合基であり、前記リガンドは各々前記主鎖の窒素原子に直接または間接に結合せしめられ、かつ前記リガンドが4つから8つまでの介在する原子によって前記主鎖のなかで相互に分離された窒素原子を有するものである、前記ペプチド核酸(PNA)、(b)核酸類縁体であって、相補的配列の核酸とハイブリッド形成して、前記類縁体に相当する従来公知のデオキシリボヌクレオチドと前記核酸との間で形成されたハイブリッドよりも熱による変性に対する安定性がより高いハイブリッドを形成する能力を有する前記核酸類縁体;または(c)一本鎖が前記類縁体に相補的である配列を有する二重鎖核酸とハイブリッド形成して、かくして前記一本鎖からもう一方の鎖を置換せしめる能力を有する前記核酸類縁体、及びこれらの核酸類縁体を診断薬および分析方法に用いる前記方法が記載される。好ましい化合物は、以下の式を有する:【化学式III】
なお本式において:Lはそれぞれ独立して、水素、フェニル、例えば一つ、二つまたは三つのリングの異項環、天然の核酸塩基および非天然の核酸塩基から成る群から選択される;R7’はそれぞれ独立して、水素および天然のアルファアミノ酸の側鎖から成る群から選択される;nは、1から60までの整数である;k、lおよびmのそれぞれは独立して、ゼロまたは1から5までの整数である;好ましくは、kとmとの和は1または2であり、最も好ましくは1である;Rhは、OH、NH2または-NHLysNH2である;およびRiはHまたはCOCH3である。


微生物抗原の抽出方法

2008年03月23日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願2002-18905 出願日 : 2002年1月28日
公開番号 : 特許公開2003-215126 公開日 : 2003年7月30日
出願人 : 株式会社トクヤマ 外1名 発明者 : 宇梶 文緒 外2名

発明の名称 : 微生物抗原の抽出方法

【課題】 被抽出液中の糖鎖抗原を有する微生物を濃縮し、該糖鎖抗原を抽出する簡便な方法を開発し、得られた糖鎖抗原抽出液を用いて被抽出液中の微生物量を決定すること。
【解決手段】 糖鎖抗原を有する微生物が含有されている可能性のある被抽出液を濾材、好適には孔径0.8~2μmの濾材で濾過し、該濾材上に保持される微生物に亜硝酸水溶液を作用させることにより上記糖鎖抗原を抽出し、該糖鎖抗原に結合する抗体を用いた免疫学的測定方法により、この糖鎖抗原量を定量する。