バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新規抗肥満剤の探索

2008年03月13日 | 創薬 生化学 薬理学
新垣 尚捷(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部)
ミトコンドリアの形態が従来から知られていた枝豆状の構造ではなく、細胞内ではその大部分が融合した網状体として存在することが明らかになり、ミトコンドリアの融合・分裂のメカニズムと生理的役割に関する研究が注目を集めている。我々は、ミトコンドリアの融合と分裂を制御する2種類の新規遺伝子を発見し、それらの遺伝子の生理的役割に関する研究からミトコンドリアの融合を促進すると細胞内の脂肪滴が減少することを見出し、 「ミトコンドリアの融合活性を指標にした新しい抗肥満薬スクリーニング系」を開発した。http://ccr.ccr.tokushima-u.ac.jp/kd/H18kd-pdf/180961.pdf

出願番号 : 特許出願2006-53112 出願日 : 2006年2月28日
公開番号 : 特許公開2007-228855 公開日 : 2007年9月13日
出願人 : 国立大学法人徳島大学 発明者 : 新垣 尚捷 外2名

発明の名称 : 抗肥満剤のスクリーニング方法

【課題】短期間で精度良く抗肥満剤をスクリーニングする方法や、かかるスクリーニング方法により得られる抗肥満剤や、抗肥満用食品・抗肥満用飼料や、脂肪細胞の分化の程度を短期間で精度良く判定する方法を提供すること。
【解決手段】分化した脂肪細胞を、被検物質の存在下に培養した後、細胞内のミトコンドリアの形態を観察し、分化した脂肪細胞中の断片化及び/又は凝集したミトコンドリアが、チューブ状のネットワークを形成しているとき、前記被検物質が抗肥満剤であると評価することにより抗肥満剤をスクリーニングする。また、高級脂肪酸で処理したHela細胞を、被検物質の存在下に培養した後、細胞内のミトコンドリアの形態を観察し、高級脂肪酸で処理したHela細胞中の断片化及び/又は凝集したミトコンドリアが、チューブ状のネットワークを形成しているとき、前記被検物質が抗肥満剤であると評価することにより抗肥満剤をスクリーニングする。 明細書Text >> J-tokkyo

植物組織培養による抗癌剤の合成

2008年03月13日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2006-54586 出願日 : 2006年3月1日
公開番号 : 特許公開2007-228883 公開日 : 2007年9月13日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 長岐 正彦 外6名

発明の名称 : 植物組織培養による抗癌剤の合成

【課題】プレニルカルボン酸類の新規な製造方法の提供。
【解決手段】プレニルアルコールの存在下でカボチャの組織培養物を好気的条件下で培養し、培養物から対応するプレニルカルボン酸を採取することを特徴とするプレニルカルボン酸の製造方法。 明細書Text >> J-tokkyo

神経病の因子を世界で初めて発見

2008年03月13日 | 創薬 生化学 薬理学
 認知症や行動異常を引き起こすなど治療が難しい神経病「ハンチントン病」の進行に関与する因子を、理化学研究所(理研)が世界で初めて発見した。理研は「この因子を制御することで、ハンチントン病の進行を遅らせる新しい治療法の可能性を示すとともに、他の神経疾患の発症予防法の開発にも役立つ」と評価している。今回の成果は、ヨーロッパの分子生物学会の学術雑誌「The EMBO Journal」に近く掲載される。
 ハンチントン病は、主に中年以降に発症する遺伝性の病気で、不随意運動や認知症、異常行動を引き起こすほか、歩行障害なども認められる。厚生労働省の2006年末の調べでは、日本国内では100万人に6人の割合で罹患(りかん)している。CBニュース2008-03-11

各種多糖類の構造,物性,機能に関する研究

2008年03月13日 | 生命科学 生物誌
久松 眞(三重大学大学院生物資源学研究科)
グルコース,マンノース,ガラクトース,キシロース,アラビノース,グルコサミンなどの単糖から構成される多糖類の種類はたくさんある.それらの役割を理解することは容易でないが,微生物や植物などの生理・生態を学ぶことから,多糖類の役割を推察できることがある.一般的に,研究を飛躍的に進展させるには独自の技術,能力,発見,ひらめきも必要である.これまでの研究で報告することができた各種多糖類の説明に加え,新しい事実に遭遇することができた経緯も織り交ぜ多糖類科学の魅力を紹介したい. JOI JST.JSTAGE/jag/54.37

イネのMADSボックス遺伝子する植物の分枝調節遺伝子

2008年03月13日 | 植物&農業
国際出願番号 : PCT/JP00/05537 国際出願日 : 2000年8月18日
国際公開番号 : WO01/014559 国際公開日 : 2001年3月1日
出願人 : クミアイ化学工業株式会社 外1名 発明者 : 小島 峯雄 外3名

発明の名称 : 植物の分枝調節遺伝子、当該遺伝子を含有するベクターおよび当該ベクターにより形質転換された微生物並びに当該微生物を利用する植物の枝分かれの調節方法

鑑賞用植物や農業用植物について、その価値を高め、また収量を高めるために分枝を増やす等分枝を調節する技術を提供すること。イネのMADSボックス遺伝子またはこの遺伝子と相同な遺伝子を含有することを特徴とする植物の分枝調節遺伝子、当該遺伝子を含有するベクターおよび当該ベクターにより形質転換された微生物並びに当該微生物を利用する植物の枝分かれの調節方法。

マイコバクテリウム・ツベルクローシスesat-6遺伝子ファミリーベースの結核ワクチン

2008年03月13日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2001-509760 出願日 : 2000年7月13日
公表番号 : 特許公表2003-510018 公表日 : 2003年3月18日
出願人 : スタテンズ セーラム インスティテュート 発明者 : アンデルセン,ペーター 外1名

発明の名称 : マイコバクテリウム・ツベルクローシスesat-6遺伝子ファミリーベースの結核ワクチン及び診断法

この発明は、esat-6遺伝子のメンバーによってエンコードされるアミノ酸配列からなるポリペプチドフラグメントに関する。esat-6遺伝子ファミリーのメンバーは、小さなタンパク質をエンコードする遺伝子として定義され、そのような2つの遺伝子は、ゲノム上に互いに隣合って配置されており、少なくとも1つの遺伝子産物がRv3874、Rv3875又はRv0288のいずれかと少なくとも15%同一のアミノ酸配列を有する。

細胞の培養方法、膜モジュール、膜モジュールの使用および細胞の培養のための反応系

2008年03月13日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2001-525319 出願日 : 2000年9月21日
公表番号 : 特許公表2003-510042 公表日 : 2003年3月18日
出願人 : アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 発明者 : ヘルバート・メルクル 外3名

発明の名称 : 細胞の培養方法、膜モジュール、膜モジュールの使用および細胞の培養のための反応系

本発明は反応系を利用して細胞を培養する方法に関する。その反応系は、透析液用区画、細胞培養用区画および両区画を連結する膜モジュールからなり、各膜モジュールは、少なくとも2つの区画を有し、それら区画は互いに膜によって分離されている。1つの区画は透析液で満たされ、他方の区画は細胞を含む培養液で満たされている。1番目のガスは細胞培養用区画内の培養液に導入され、2番目のガスは膜モジュール内の培養液に導入される。その膜は機能的に透析膜である。

合成及びキメラプロモーター、発現カセット、プラスミド、ベクター、トランスジェニック植物

2008年03月13日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2001-526975 出願日 : 2000年9月28日
公表番号 : 特許公表2003-510088 公表日 : 2003年3月18日
出願人 : メリステム・テラピューティクス 発明者 : ヴェロニーク・グルーベル 外2名

発明の名称 : 合成及びキメラプロモーター、発現カセット、プラスミド、ベクター、トランスジェニック植物、及びそれらを含む種子、並びにそれらを生産する方法

本発明は、高分子量コムギグルテニン(HMWG)をコードする遺伝子のプロモーターから由来する少なくとも一つの核酸配列を含む合成的且つキメラプロモーターに関する。本発明はまた、上記プロモーターを含む発現カセット、ベクター及びトランスジェニック植物に関し、並びに上記トランスジェニック植物及び種子の生産のための方法に関する。本発明は、最も一般的に使用される現在存在するプロモーターに対して、特に宿主細胞、とりわけ植物細胞において生産されるポリペプチドをコードする遺伝子若しくは核酸配列の発現のレベルを増大することが可能であるキメラプロモーターを生産することに成功したことを報告する。

ヒト子宮頸部癌1癌原遺伝子およびそれによってコードされるタンパク質

2008年03月13日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2001-530367 出願日 : 2000年3月30日
公表番号 : 特許公表2003-511062 公表日 : 2003年3月25日
出願人 : キム、ジン・ウー 発明者 : キム、ジン・ウー

発明の名称 : ヒト子宮頸部癌1癌原遺伝子およびそれによってコードされるタンパク質

配列番号:1の塩基配列を有するヒト子宮頸部癌1癌原遺伝子またはその断片は種々の癌組織に過発現され、種々の癌の診断に使用でき、それに相補的なアンチセンス遺伝子は癌を治療するのに利用できる。

PNAを使用した遺伝子選択

2008年03月13日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2001-530467 出願日 : 2000年10月13日
公表番号 : 特許公表2003-511068 公表日 : 2003年3月25日
出願人 : パンセコ・アクティーゼルスカブ 発明者 : ニールセン,ペーテル・イー 外2名

発明の名称 : PNAを使用した遺伝子選択

本発明は、感染性微生物、特に細菌と戦うときに使用するための新規医薬品に関する。より詳細には、増強された抗感染特性を備えた新規ペプチド核酸(PNA)分子を入手するために陽イオンペプチド類をPNAへ接合させることによって修飾されたペプチド核酸(PNA)配列に関する。PNA配列は、抗感染療法を開発するために、例えば大腸菌のような微生物中の1種以上の標的遺伝子を同定するための方法で使用する。