バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

外来酵素蛋白質の製造法、それに用いる遺伝子組換えカイコおよびその製造法

2008年03月18日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-215340 出願日 : 2005年7月26日
公開番号 : 特許公開2007-28966 公開日 : 2007年2月8日
出願人 : 日東紡績株式会社 外1名 発明者 : 片山 勝博 外5名

発明の名称 : 外来酵素蛋白質の製造法、それに用いる遺伝子組換えカイコおよびその製造法

【課題】外来酵素蛋白質を遺伝子組換えカイコにより製造する新たな方法を提供することを課題とする。
【解決手段】絹糸腺特異的に発現するプロモーターの下流に結合された GAL4 もしくはその類縁体の遺伝子を含む第一遺伝子と、UAS 遺伝子の下流に絹糸腺特異的発現蛋白質遺伝子が結合され、かつ、その絹糸腺特異的発現蛋白質遺伝子の下流に結合された外来酵素蛋白質遺伝子を含む第二遺伝子とを含む遺伝子群を染色体に導入した遺伝子組換えカイコの絹糸腺または絹糸から、高分子量の外来酵素蛋白質を大量にかつ容易に得ることができる。 明細書Text >> J-tokkyo

カイコ中部絹糸腺特異的遺伝子発現系を利用したタンパク質の製造方法

2008年03月18日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-72401 出願日 : 2005年3月15日
公開番号 : 特許公開2006-137739 公開日 : 2006年6月1日
出願人 : 独立行政法人農業生物資源研究所 発明者 : 田村 俊樹 外5名

発明の名称 : カイコ中部絹糸腺特異的遺伝子発現系を利用したタンパク質の製造方法

【課題】カイコの中部絹糸線における組換えタンパク質の生産方法を提供することを課題とする。
【解決手段】セリシン遺伝子のプロモーターによって発現が制御されるGFPを有するトランスジェニックカイコを作出した。該カイコの最終齢の幼虫の絹糸腺を観察した結果、中部絹糸腺でのみ蛍光が観察された。また、吐糸期ころからGFPは中部絹糸腺の細胞から分泌され、GFPが腺腔内に移動していることがわかった。最終的にはGFPは繭糸として吐糸され、GFPを大量に含む繭が作られた。このことから、セリシン遺伝子のプロモーター領域を利用することにより、中部絹糸腺において組換えタンパク質を生産することが可能であることが分かった。また、中部絹糸腺で生産された組換えタンパク質は容易に中部絹糸腺の内腔に分泌されることが分かった。


外来タンパク質の発現用遺伝子カセットおよび外来タンパク質の製造方法

2008年03月18日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-51076 出願日 : 2006年2月27日
公開番号 : 特許公開2007-228814 公開日 : 2007年9月13日
出願人 : 東レ株式会社 発明者 : 守田 健 外2名

発明の名称 : 外来タンパク質の発現用遺伝子カセットおよび外来タンパク質の製造方法

【課題】 組換えバキュロウイルスを用いる必要がなく、かつ、目的タンパク質の精製を容易にすることができる昆虫用の遺伝子工学材料を提供すると同時に、その遺伝子工学材料を利用した外来タンパク質の製造方法を提供することを課題としている。
【解決手段】 セリシン遺伝子の5'末端部分のDNA配列と3'末端部分のDNA配列を外来タンパク質遺伝子に融合させた発現用遺伝子カセットを絹糸腺細胞などに導入することで、大量の外来タンパク質を絹糸腺細胞内、絹糸腺特に中部絹糸線、さらには絹糸のセリシン層にまで産生させることが可能となった。この新手法により、組換えバキュロウイルスを用いることなく、絹糸腺を利用して外来タンパク質生産を生産させることで精製の容易な外来タンパク質生産技術を確立した。明細書TEXT >> J-tokkyo

セーレンが保存液、ES細胞の生存率向上・絹タンパク質を利用

2008年03月18日 | 細胞と再生医療
 セーレンは繭から取り出した絹タンパク質「セリシン」を利用した細胞凍結保存液を開発した。牛血清などを用いた従来の保存液に比べ、解凍後、マウスの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)の生存率を高め、機能低下を防ぐことができる。精度の高い細胞保存技術を確立し、再生医療研究の推進が期待できるという。
 福井大学の寺田聡准教授と共同開発し、13日から名古屋市で開かれた日本再生医療学会で発表した。絹タンパク質には親水性を持つアミノ酸が豊富に含まれており、解凍に伴う細胞の脱水を防ぐ効果があるため、保存液に適している。牛血清を使った従来の保存液に比べ、解凍後の細胞の生存率・機能維持効果はともに4割高いという。
 これまでは牛の血清やジメチルスルホキシド(DMSO)と呼ぶ薬品を主成分とした保存液が使われていた。ただ牛血清は品質にばらつきがあり、DMSOは解凍後に細胞の機能が低下する恐れがあった。日経ネット 2008-03-14

フキタンポポ抽出物を含有した生活習慣病予防または改善剤

2008年03月18日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2005-128780 出願日 : 2005年4月27日
公開番号 : 特許公開2006-306747 公開日 : 2006年11月9日
出願人 : 日本メナード化粧品株式会社 発明者 : 小島 肇夫 外1名

発明の名称 : フキタンポポ抽出物を含有した生活習慣病予防または改善剤

【課題】副作用のない食品の中で、高血圧、高血糖や高脂血症、血液流動性の低下、肥満、アレルギー症状等の生活習慣病を予防または改善する作用のある有用な物質が望まれていた。
【解決手段】本発明は、生活習慣病の予防または改善剤、あるいは飲食品として、キク科のカントウ属の植物であるフキタンポポの抽出物を提供するものである。この抽出物は効果が報告されているクロロゲン酸、カフェ酸を含み、それらの同等量より効果が高く、安定かつ、製剤化も容易である。明細書Text >> J-tokkyo


クロストリジウム属細菌毒素中和剤及びその製造方法

2008年03月18日 | 医療 医薬 健康
【発明者】沢村 信一 西村 昌数 坂根 巌(伊藤園)

【課題】食品に添加しても風味を損なわず、細菌毒素を中和することができるクロストリジウム属細菌毒素中和剤を提供する。

【解決手段】クロストリジウム属細菌毒素中和剤は、ルチン、ニコチフロリン、ケンフェトリン、及び、フラボン骨格の5位及び7位に水酸基を有し、4'位の水酸基でラムノース骨格を有する糖鎖と配糖体を形成し、3位の水酸基でルチノース骨格を有する糖鎖と配糖体を形成するフラボノール配糖体からなる群より選択される少なくとも1成分を含有する。紅茶抽出物のテアルビジン分画を、メタノール/水溶媒を用いて逆相液体クロマトグラフィにより溶出分離してメタノール40%及び/又はメタノール60%のメタノール/水溶媒による溶出部を分取する。 明細書Text >> J-tokkyo

クロストリジウム属微生物毒素の中和剤

2008年03月18日 | 創薬 生化学 薬理学
国際出願番号 : PCT/JP00/08426 国際出願日 : 2000年11月29日
国際公開番号 : WO01/040213 国際公開日 : 2001年6月7日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 西村 昌数 外1名

発明の名称 : クロストリジウム属微生物毒素の中和剤

安全で簡単に利用することができるクロストリジウム属微生物産生毒素の中和剤を提供するために、少なくともテアルビジンを有効成分として含有する中和剤とする。


新規カルボニル還元酵素、その遺伝子、およびその利用法

2008年03月18日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
国際出願番号 : PCT/JP00/08321 国際出願日 : 2000年11月24日
国際公開番号 : WO01/040450 国際公開日 : 2001年6月7日
出願人 : 鐘淵化学工業株式会社 発明者 : 木崎 憲之 外3名

発明の名称 : 新規カルボニル還元酵素、その遺伝子、およびその利用法

(3R,5S)-6-クロロ-3,5-ジヒドロキシヘキサン酸tert-ブチルを生成する新規ポリペプチド、それをコードするポリヌクレオチドおよびその利用方法を提供する。(S)-6-クロロ-5-ヒドロキシ-3-オキソヘキサン酸tert-ブチルを不斉的に還元して(3R,5S)-6-クロロ-3,5-ジヒドロキシヘキサン酸tert-ブチルを生成する酵素活性を有するポリペプチドであって、配列表の配列番号1に示したアミノ酸配列、または配列表の配列番号1に示したアミノ酸配列中で少なくとも1つのアミノ酸の置換、挿入、欠失または付加を有するアミノ酸配列を含む、ポリペプチドが提供される。

改変されたα1,2-フコース転移酵素遺伝子

2008年03月18日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
国際出願番号 : PCT/JP00/09033 国際出願日 : 2000年12月20日
国際公開番号 : WO01/046400 国際公開日 : 2001年6月28日
出願人 : 協和醗酵工業株式会社 発明者 : 遠藤 徹夫 外3名

発明の名称 : 改変されたα1,2-フコース転移酵素遺伝子およびα1,2-フコース転移酵素とフコース含有糖質の製造法

本発明は、ヘリコバクター・ピロリ由来のα1,2-フコース転移酵素遺伝子の塩基配列を改変した遺伝子、該遺伝子を用いたα1,2-フコース転移酵素の製造方法、および該酵素を発現している微生物を用いたフコース含有糖質の製造法に関する。本発明により、GTP前駆物質からをGTP生産する能力を持つ微生物、糖とGTPからGDP-フコースを生産する能力をもつ微生物、および受容体糖質を水性媒体中で接触させることによりフコース含有糖質を安価にしかも大量に生産することができる。

修飾されたシトクロムP450モノオキシゲナーゼ

2008年03月18日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2001-512845 出願日 : 2000年7月27日
公表番号 : 特許公表2003-517815 公表日 : 2003年6月3日
出願人 : ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 発明者 : ハウアー,ベルンハルド 外6名

発明の名称 : 修飾されたシトクロムP450モノオキシゲナーゼ

本発明は、改変された基質プロフィールを有する修飾されたシトクロムP450モノオキシゲナーゼ、それをコードする核酸配列、発現構築物およびベクター、これらのベクターを含有する組換え微生物に関する。本発明はまた、末端または末端付近でヒドロキシル化された脂肪族カルボン酸の微生物学的製造方法に関する。