バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

悪性白血病ATL、ウイルス遺伝子解明 京大

2006年01月20日 | NEWSクリッピング
 日本人に多い悪性の血液がん、成人T細胞白血病(ATL)の発症に関与するウイルス遺伝子を、京都大学ウイルス研究所の松岡雅雄教授(血液腫瘍=しゅよう=学)の研究グループが突き止め、17日、米科学誌「アカデミー紀要」電子版に発表した。

 松岡教授は「ATL発症の仕組みを解明し、今後の新しい治療法開発につながる成果」としている。

 リンパ性白血病のATLは、「ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型」に感染して発症するが、感染者のうち発症率は5%と低く、発症の仕組みはよくわかっていなかった。

 松岡教授らは、これまでウイルスの働きを抑えることで知られていた「HBZ遺伝子」を調べ、この遺伝子が発症後のすべての白血病細胞に存在し、細胞の増殖を促進していることを発見。同教授はこの遺伝子を「発症に必須の存在」と結論づけた。

 日本のATL感染者数は約100万人と世界で最も多く、発症者は推定で年間約1000人とされる。発症後の平均生存期間は約1年と、最も悪性の白血病として知られる。
産経新聞(関西)2006-01-18

S-(-)-アムロジピンの製造方法

2006年01月20日 | 植物&農業
アムロジピンは、その化学名が3-エチル 5-メチル2-[(2-アミノエトキシ)メチル]-4-(2-クロロフェニル)-1,4-ジヒドロ-6-メチルピリジン-3,5-ジカルボキシレートであり、虚血及び高血圧治療剤として有用な、強力かつ長期間にかけて活性を表すカルシウムチャンネル遮断剤である。

出願番号 : 特許出願2004-535251 出願日 : 2003年9月8日
公表番号 : 特許公表2006-501264 公表日 : 2006年1月12日
出願人 : 504346709 発明者 : チュン、ユウ-スプ 外1名

発明の名称 : S-(-)-アムロジピンの製造方法
本発明は、D-(-)-酒石酸に比べてはるかに低コストのL-(+)-酒石酸を使用して、工業的規模で(R,S)-アムロジピンからS-(-)-アムロジピンを製造する方法を提供する。


α-D-グルコピラノシルグリセロール類及びその製造方法及びその用途

2006年01月20日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-258221 出願日 : 2005年9月6日
公開番号 : 特許公開2006-8703 公開日 : 2006年1月12日
出願人 : 辰馬本家酒造株式会社 発明者 : 今村 武司 外2名

発明の名称 : α-D-グルコピラノシルグリセロール類及びその製造方法及びその用途

【課 題】 α-D-グルコピラノシルグリセロール類及びその効率の良い製造方法及びその用途を提供する。
【解決手段】甘味物質であるα-D-グルコピラノシルグリセロール類は低褐変性、低メイラード反応性、加熱安定性、非う蝕性、難消化性、高い保湿性を有する。グルコース、マルトースなどを含有する糖類とグリセロールとの混合物にα-グルコシダーゼを作用させることにより、グリセロールにグルコシル基を転移させ、α-D-グルコピラノシルグリセロール類を製造する。また、さらに反応液に糖類を連続的に加えることでα-D-グルコピラノシルグリセロール類の濃度を高め、効率良く製造する。α-D-グルコピラノシルグリセロール類は、食品、化成品、医薬品に有効に利用できる。

高栄養酵母および酵母製品の製造方法

2006年01月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-270620 出願日 : 2004年9月17日
公開番号 : 特許公開2006-14719 公開日 : 2006年1月19日
出願人 : アサヒビール株式会社 発明者 : 石田 哲也 外1名

発明の名称 : 高栄養酵母および酵母製品の製造方法

【課題】 発酵後回収された酵母中のミネラル、チアミン、核酸、タンパク質含量、呈味性が上昇した高品質の酵母製品原料の製造方法を提供する。
【解決手段】 発酵後に回収した酵母を好気状態で攪拌して、酵母中のグリコーゲンを消費させ、相対的に酵母中のミネラル、チアミン、核酸、タンパク質含量、呈味性が増加した酵母を調製することを特徴とする高栄養酵母の製造方法。

大豆加工食品中に含まれるダイズDNAの抽出方法

2006年01月20日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2000-401323 出願日 : 2000年12月28日
公開番号 : 特許公開2002-199880 公開日 : 2002年7月16日
出願人 : 日清食品株式会社 発明者 : 曲渕 俊幸 外5名

発明の名称 : 大豆加工食品中に含まれるダイズDNAの抽出方法

【課題】 本発明は、従来困難とされてきたDNA量が少ない、味噌、醤油、納豆、大豆油、大豆蛋白を使用した2次加工品などの大豆加工食品から、PCR法に用いるのに十分な量の大豆DNAを、簡便で且つ効率に抽出する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、大豆加工食品中に含まれる大豆DNAを抽出する方法において、試料からDNAを抽出する工程における溶液のpHを、6.5~9.5程度に調整する、抽出方法を提供する。

微生物を用いたアルギニン産生の方法

2006年01月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2002-214736 出願日 : 2002年7月24日
公開番号 : 特許公開2003-102490 公開日 : 2003年4月8日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 山口 美喜子 外3名

発明の名称 : L-アルギニンの製造法

【課題】 コリネ型細菌又はエシェリヒア属細菌等の微生物のL-アルギニン生産能を向上させ、L-アルギニンを効率よく製造する方法を提供する。
【解決手段】 L-アルギニン生産能を有し、かつ、lysE遺伝子の発現が増強されるように改変された微生物、さらにアルギニンリプレッサーが正常に機能しないように改変された微生物、又はさらに細胞内のL-アルギニン生合成系酵素の活性が増強されるように改変された微生物を、培地で培養し、培地中にL-アルギニンを生成蓄積せしめ、これを該培地から採取することにより、L-アルギニンを製造する。


出願番号 : 特許出願2004-343615 出願日 : 2004年11月29日
公開番号 : 特許公開2005-253459 公開日 : 2005年9月22日
出願人 : センター・フォー・ディーエヌエイ・フィンガープリンティング・アンド・ダイアグノスティックス 発明者 : ゴウリシャンカー・ジャヤラマン 外1名

発明の名称 : 微生物を用いたアルギニン産生の方法

【課題】細菌によるアルギニン生産の増大。
【解決手段】Escherichia coliタンパク質YggAまたは実質的にEscherichia coli YggAと同様なタンパク質のレベルの増加、及びカナバニン耐性付与のためにargP遺伝子を導入した系統を使用することにより、細菌の培養物からアミノ酸アルギニンの収量を増加させるためのプロセス。本発明の2種類の系統を、MTCC, Chandigarhに寄託した。これらの系統は、GJ4894/pHYD952(MTCC 5127)およびGJ4536/pHYD953(MTCC 5128)である。

発酵法によるL-シスタチオニンの製造法

2006年01月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2003-414514 出願日 : 2003年12月12日
公開番号 : 特許公開2005-168422 公開日 : 2005年6月30日
出願人 : 荒木 和美 発明者 : 荒木和美

発明の名称 : 発酵法によるL-シスタチオニンの製造法

【課題】L-シスタチオニンの経済的に有利な製造法を提供することを課題とする。
【解決手段】発酵培地に微生物を培養するに際して、培養液にL-システイン(またはその生合成原料)およびまたはL-ホモセリン(またはその生合成原料)を添加して培養することによって、発酵物および発酵液中に著量のL-シスタチオニンを蓄積させ、これを採取する発酵法。

5’-イノシン酸の生産方法

2006年01月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2002-553465 出願日 : 2001年12月26日
公表番号 : 特許公表2004-516833 公表日 : 2004年6月10日
出願人 : 500437371 発明者 : キム,ヒョン-スー 外7名

発明の名称 : 5’-イノシン酸を高収率で生産する微生物のコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP009及びそれを用いた5’-イノシン酸の生産方法

本発明は、5’-イノシン酸を生産する微生物及びそれを用いた5’-イノシン酸の生成方法に関するもので、更に具体的にコリネバクテリウム・アンモニアゲネス(従前のブレビバクテリウム)(Corynebacterium ammoniagenes)(ATCC-6872)の変異株であって、本発明の微生物はアデニン(Adenine)を要求する反面、キサンチン(Xanthine)またはグアニン(Guanine)は要求しないが、これを添加することにより生育が促進し、ウレアを蔗糖化できるウレアーゼが欠損し、細胞内に生成された多量の5’-イノシン酸を細胞の外に良く分泌できるように細胞壁合成能力が部分的に欠損したものと見なされる細胞壁分解酵素のリソチーム(Lysozyme)に対する感受性が高く、発酵過程中に発生する汚染に効果的に対応するために抗生剤のストレプトマイシン(Streptomycin)に対する耐性を与え、培養過程で添加された高濃度のブドウ糖及び多様な炭素源により、もしくは培養後半における5’-イノシン酸が培養液内に蓄積されると、菌体外部の浸透圧が増加し、5’-イノシン酸の生産微生物の正常的な生理活性が阻害されて菌体成長が鈍化し、5’-イノシン酸の生成が低下することを防止することができる浸透圧耐性形質を強化するための目的で、菌体外部に蓄積された高濃度溶質について細胞内部で濃度が増加し、浸透圧調節に重要な役割をするプロリン(L-プロリン)の細胞内濃度を増加させるために、その類似体に対する耐性を与え、より効率的に浸透圧による影響を排除させ、また、プリン系合成システムで必須的に要求するグルタミン(glutamine)の類似体に対する耐性を与え、5’-イノシン酸を高収率、高濃度で培養液中に直接蓄積させる微生物に関する発明である。

プリンヌクレオチドの製造法

2006年01月20日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2000-23779 出願日 : 2000年2月1日
公開番号 : 特許公開2000-295996 公開日 : 2000年10月24日
出願人 : 協和醗酵工業株式会社 発明者 : 高野 裕 外2名

発明の名称 : プリンヌクレオチドの製造法

【課題】 同一発酵槽内で効率よくヌクレオチドを製造するためのプロセスの開発を課題とする。
【解決手段】 本発明によれば、プリンヌクレオチドの前駆物質を生産する能力を有し、かつ該前駆物質よりプリンヌクレオチドを合成可能な酵素を誘導発現することのできるDNAを導入した微生物を培地に培養し、該培養物中にプリンヌクレオチドの前駆物質を生成蓄積させた後、該前駆物質よりプリンヌクレオチドを合成することのできる酵素を誘導発現させ、該培養物中に該前駆物質よりプリンヌクレオチドを生成蓄積させ、該培養物中より該プリンヌクレオチドを採取することを特徴とする、プリンヌクレオチドの製造法および該製造法において用いることのできる微生物を提供することができる。

発酵法によるヌクレオチドの製造法

2006年01月20日 | 菌類 細菌
ヌクレオシド-5’-リン酸エステル等のヌクレオチドは、調味料、医薬並びにそれらの原料等として有用である。

出願番号 : 特許出願2001-181573 出願日 : 2001年6月15日
公開番号 : 特許公開2002-355087 公開日 : 2002年12月10日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 筧 雅博 外3名

発明の名称 : 発酵法によるヌクレオチドの製造法

【課題】 エシェリヒア属細菌を用いてIMP、GMP等のヌクレオシド-5’-リン酸エステルを製造する方法を提供する。
【解決手段】 ushA遺伝子及びaphA遺伝子が正常に機能せず、かつ、ヌクレオシド-5’-リン酸エステル生産能を有するエシェリヒア属細菌を培地に培養し、培地中にヌクレオシド-5’-リン酸エステルを生成蓄積せしめ、同培地からヌクレオシド-5’-リン酸エステルを採取することにより、ヌクレオシド-5’-リン酸エステルを製造する。