昨夜の遅がけにレイコ姉、娘のメグを伴って登場。
クリッツアの白ワイン持参。
「オマエもな、いつもいつも安物の酒を飲んではいちびってずに、大人になれよ」
ご挨拶である。
母親はさりげなく無視、メグに尋ねる。
「国公立を受けるんか」
「ええ」
「文系、理系?」
「文系」
「二次試験の教科は?」
「理科以外の4教科・・・」
「何!」
長い夜になりそうだった。
奥さんは昨日から大阪に行っている。
娘たちを起こす仕事が始まる。
今日はあい、午前7時30分起床だとか。
あいを送り出し、俺は塾へ。
双子の姉ちゃん達の一日はまだまだ始まりそうもない。
文人に分母が違う分数を教える。
通分する際に不可欠な倍数、つまりは九九があやふや。
ゆえにたまにこける。
小6の計算をしながら、小学校低学年の復習を進める。
森下の授業が今日から始まるとの噂しきり。
万が一を考えて桐原2章を準備する。
俺の調整かたがた、高3相手に訳していく。
れいは昼から姿を見せる。
食事をつくり洗濯をする・・・奥さん不在ゆえ、家事は双子の娘達が中心となる。
その意味ではこの1週間、受験生にとっては痛い。
しかし、どのような環境にあっても勉強はできる。