高校生の日本史履修者と中学3年との間で「歴史の甲子園」を行うことが決まった。
記述問題ありの計363問。
例年ならば甲子園大会の初日に渡して決勝戦に試験をする予定が、今年は中3の仕上がりの遅さから渡したのは2日前。
高3が参加するか否かは日本史担当の隼人に任したが、昨夜になりGOサイン。
22日に高3と中3とで合同開催が決定。
24日には桐原2章の試験もある高3、日本史の後に英熟語と大変であるといえば大変。
しかし、それでこそ受験生やろ。
ことに元信(上野高校3年)にとっては過酷過ぎることが2学期への布石となるはず。
ウチの塾で過ごす熱さの刻印を身体に刻みつけておくべきなのだ。
午後11時を過ぎる。
「歴史の甲子園」を覚えている中3が3人・・・真奈と亜里と里歩。
俺は義父から貰った半藤一利の『昭和史』を読んでいる。
反戦的でもなく好戦的でもない。
やもすれば感情的になる昭和史を話し言葉で語っていく。
気負いがないのがいい。
それ以上でもなく、それ以下でもなく・・・過去に学ぼうとしない内閣や軍部の中枢にいる人物たちを、淡々と語っていく。
日本史専攻の高校生たちに読ませるべきやね。