全国模試を今日にも実施するということもあり、昨夜は中3の午前様が数人。
最後まで残った亜里が深夜1時前に帰ったあと、アキラ(12期生)とつらつら話す。
元信(上野高校3年)にとり受験生としての大きな壁が動いた過去2週間が話題の中心。
あとの問題はその勢いをどこまで持続できるか・・・。
その意味ではアキラもまた同様の過去を持つ。
高3の夏に福井からウチの塾に密航。
「偏差値70をとる生徒の勉強方法がわかった」と勇躍福井へ帰省。
しかしいつしかありきたりな高校生に戻ってしまう。
アキラが元信に言ったとか・・・
「名張に帰っても受験生でい続けること。決して高校生に戻らないこと」
かつて自分のしでかしたボーンヘッドを思い起こす。
アキラの志望大学だった立命館大学は高校生に戻ったことで霧散した。
僕と同じことを繰り返してほしくない・・・アキラの声が二人だけの教室に響く。
昼過ぎにアキラを久居駅に送る。
午前中は小学生の相手をしてくれた。
今夜は東京から福井に戻ってくるダチと飲むとか。
たぶん『秋吉』あたりに降臨かいな、うらやましいねえ。
今日は松阪高校のオープンキャンパス。
ゆえに中3はちらほら。
全国模試は明日にしようか。
午後6時36分中川発上本町行急行に元信を乗せるために午後6時に塾を出発。
アキラの話、先輩たちの話をしながら田舎には珍しいラッシュの中をエスティマはトロトロ走る。
「何かが変わったんかねえ」と俺。
「勉強のやり方とか覚え方とかが今までとは変わったような気がします」と元信。
「ところで亜里の現代文、スゴイやろ」
土曜日の現代文の授業では元信58点、亜里の72点の遥か後塵を拝している。
「ええ、あの子にはびっくりしました。中3でセンターの小説が満点なんて信じられへん」
「英語も国語もやったもん勝ちや。それが分かっただけでもいい」
中川駅手前の病院の立ち並ぶ一帯で車の列は鎮座を決め込む。
時刻は午後6時25分。
「ここから荷物を持って駅まで走ってけ」
「わかりました」
大きな荷物を抱えて駆けていく元信、棒高飛びで県5位である以上は同情する気なんぞハナッからねえや。
さっさと走れ!
ただ残念なことがことがひとつ・・・中川駅で元信を見送りながら「万歳!」と叫べなかったこと。
「祭りの準備」・・・原田芳雄が土佐中村駅のプラットホームで演じたラストシーン。
あの奇矯、アキラが関西大学に合格して大阪に旅立つ姿を瞳に凝らしながら福井駅のプラットフォームで演じたアキラの親父だけの専売特許でもあるまい。
惜しいことをした・・・。
しかし困ったことに車の列は一向に動こうとしない。
中3の全国模試は明日に決定。
といっても国語の1教科だけは昨夜の里恵の授業で済ましている。
その成績は見事に二極分化した。
こと国語だけは時間をかけ始めたからといって即効性が期待できない。
ゆえに4月から綿々と進めてきたのだ。
去年から高校生相手にセンター試験で一歩も引かずに突っ張っている亜里に加え、真奈と由梨佳が里恵の授業のなかから育ち、三つ巴の様相となった。
その一方で、未だそれほどの効果が出てこない生徒もいる。
しかしするしかない。
解き続けるしかないのだ。
中藤の世界史が火曜日に入った。
そして宙に浮かんだままの俺の二次試験記述対策は金曜日のままとなった。
事後報告ですみません。
ほのぼのとして・・・にあさんのイメージとはやや違和感ありますが(笑)。
ウチの塾のHPにもにあさんとこのHPをリンク・・・、拓也の再チャレンジのブログも・・・とは思うものの、ブログでも書いたようにウチのHPは瀕死の状態です。
すべては主治医の森下次第です。
その折はよろしくお願いします。