水の掛け合いに関しては太郎(9期生・三重銀行)がプロパー。
その太郎、「あの醤油高いんか」
辻岡商店の遊美・・・「アカンぞ、あれは。あれがないと豆腐が食べられへん」
その代わりが何なのかは考えなかった。
アキラ(12期生)相手にプロレスまがいの真っ最中、あげく相当酔いのほうもまわっている。
アキラの右足に俺の右足をフックして頭を抱え込んで身体をまわした。
地面で倒れたままヘッドロックでしめつける。
その刹那、生ぬるい液体が注がれる・・・ソース!
アキラが悲鳴をあげる。
昨夜のアキラと親父の襲来は午後8時。
前の『大将』で日付が変わるまま飲みつづけた。
深夜1時の駐車場での大立ち回り。
いつベッドに転がり込んだのか記憶はない。
いつものようにあいを午後7時に起こす。
この苦行も今日で終わりだ。
あいとめいは明日から大阪で過ごす。
ソースまみれのジーパンを、自分たちのといっしょに洗濯機に入れるのは娘さん達許してくれないようだ。
仕方なくユニクロに出向く。
エスティマのなか、ソースで湿ったタバコに火をつける。
当然のごとくうまくはない。
塾に戻ると太郎、創天航路を読んでいる。
「勲ちゃん(4期生)が午後2時50分到着予定」
谷(6期生)が来て、森下(立命館大学院生命倫理)と食事へ。
里恵(7期生)がやって来て、『しんや』の鯛焼きを皆に配っていく。
2時からマッツンとこで髪を切るそうな。
太郎が越知を久居駅へ迎えに行く。
「帰りにクーリッシュ買ってきてくれや」
舞(11期生・小学校講師)が姿を見せる。
京都の教職員試験の一次に受かったとか。
二次試験は15日。
パチンコが終わったユタカが姿を見せ先制打、「今ごろは御殿場で貝を焼いて食べてたやろな」
「はいはいはい、私が悪うございました」と越知。
午前中に塾集合の約束を反古にしたために低姿勢。
越知と太郎とユタカで「140kmに挑戦しよや」とバッティングセンターへ繰り出す。
塾の4期生・7期生・9期生がこれまた仲がいい。
そんななかで舞が「洗車に行かなくっちゃ」
「なんで?」と俺。
「よく言うわ、昨日やったこと覚えてないの!」
ソースまみれとなった俺は香介(9期生・ヤマハ発動機)の車にもたれかかったとか。
当然にして香介の叱責が飛ぶ、「おっさん、何するねん!」
会社帰りに来てくれた杉野(10期生・S薬局)もスーツがソースに汚れたとかで、今日も同じスーツを着て仕事してるんやろな。
どざえもん状態のアキラを車に乗せ、アキラの親父が福井に向けて出発したのは午前2時半、そして午前6時半に到着・・・スゴイね。
入院していた親父さん、どうしても家に帰るといって聞かなかったとか。
往復500kmのツアー。
大変だっただろう。
夕方に福井のアキラの親父から要冷凍の枝豆が宅急便で届く。
30年以上もの付き合い、俺が枝豆を嫌いなことを知っているはず。
ただし、森下は喜ぶはずだ。
とりあえず感謝する。
今夜は俺の番、深夜に娘たちを連れて大阪と久居を往復する予定。
明日から大垣の息子がやって来る。
2週間タコ部屋状態でしごくことになる。
夕刻、バッティングセンター組帰還。
太郎とユタカがネットで道路情報を検索している。
西名阪が込んでいる・・・23kmの渋滞。
「あ~あ、明日から仕事か」とユタカ。
「俺は始まったばかりや」と越知。
ユタカと太郎は銀行の家族寮の隣同士、ユタカの車に太郎が乗っかって帰ることに。
「先生、じゃあまた」とユタカ。
「俺も帰りますわ」と太郎。
俺は流しでソースまみれのジーパンを洗いながら見送る。
少しだけ夏が去っていく。
午後8時30分、古西(12期生・JT)登場。
土産は『和菓子になった東京ばな奈』
今日は古西の教え子達17期生の日だとかで、沙耶加がやって来る。
二人でコンビニへ買出しに行き、帰ってきたら慣れない手つきでバルーンアートに勤しむ。
古西に会うために帰京を明日に伸ばした龍神も姿を見せる。