今日の里恵の国語の授業は英語の書き写しが終わったものから参加。
当然、昨日塾にいなかった生徒は出席できる。
「昔はいようといまいと連帯責任だったな」
そう一人ごちると里恵が頷く。
やはり甘くなってきているのか・・・。
橋本ドクター、疾風怒濤。
昨夜から今日にかけて山陽道を疾走したんやろな。
ユタカの親父さん、近々呉に行くと言ってみえたが、俺のエスティマなら運転手を務めるが、なにしろジャガーやからねえ。
俺の英語は下関市立大学の英語。
学校や職場で「創造力を伸ばせ」との政府や企業からのシュプレヒコール。
掛け声だけは勇ましいが安易に達成しうる性質のものではない。
むしろ日本の伝統的な頭の固い経営者がその実戦を阻んでいるという内容。
問題は安直な設問が多い・・・。
意訳の限界幅も狭く、受験生の何を試したいのかが分からない。
英文としては良質な文章、ゆえに英文構造を正確に把握しているかどうかを問う箇所で設問をつくるべきだ。
来週は少々レベルアップを図ろうか。