越知と臼井・兄と太郎が俺のリクエストを聞き入れて?久居市外の博多ラーメン屋に行ったとか。
昔よく食った博多ラーメンっぽくない・・・まあ、俺の感想などしれたものだが。
さて、越知の感想・・・まあまあかな、でも並ぶほどの店じゃない。
太郎の感想・・・水っぽい。
そして臼井・兄・・・みんないろいろ言うけど、僕は結構気に入ったけど。
ラーメンといえば、塾の前の『巽』
某ラーメンサイトで『巽』の五目ラーメンがランクインしたとか。
『巽』の息子の亮(4期生)と娘の千帆(6期生)はともにウチの生徒だ。
どうか、一度試してください。
午後7時前、ユタカが姿を見せる。
「マッツンのデビュー戦のできは?」
「まあまあ・・・50くらいやったかな」
「あんたは?」
「いやあ、アカンかったな・・・さすがに今日はしんどい」
タフで売ったユタカもさすがに昨日からの流れに押し潰されそうな按配。
これからユタカは太郎を乗せて名古屋に戻る。
越知は一旦実家に戻って午後7時40分の特急で大阪へ戻る。
駆け足でゴールデンウィークが過ぎ去っていく。
その千帆が娘を連れて登場。
率いているのは亭主のヒデキ(6期生・実家の整備工場勤務)と智博(6期生・O印刷勤務)。
俺は真ん中の部屋で、最近密航してきた中3のお嬢ちゃんに受動態を教えていた最中。
なぜか智博になつく娘、「ちょっと勉強しているところを見てみようか」
しかし中学生の部屋からは喧騒・・・。
やはりウチのイズムにまだ浸っていない生徒が多いのが辛いところだ。
なごんだ雰囲気をかつての生え抜きが見逃すはずはない。
意味ありげな表情、「勉強の邪魔したら悪いからそろそろ」なんぞと言い繕って帰途につく。
廊下を降りながら「塾先も年食ったから、かつて自分たちが過ごしたような張り詰めた雰囲気じゃなくなってるよね」てな会話がはずんだはず・・・堪えようもなく恥ずかしい。
訪問者が帰ったあとで、久しぶりの裁断。
居合わせた面々で早速英語の教科書100ページ書き写しが始まる。
ユタカがかつて言っている。
「俺、書き写しって好きなんさ。頭のなかが真っ白になってさ、あれって千本ノックのノリなんさ」
今季は何度も、その千本ノックとやらが飛び出すはず。
ぬるいのだ。